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ギャラリー:驚きゾクゾクする考古学の発見2024年版 写真7点

新石器時代の人々がストーンヘンジの建造に使った石は、これまでイングランドとウェールズの産地が特定されていたが、新たな研究により、祭壇石はスコットランドから運ばれた可能性があると判明した。(PHOTOGRAPH BY REUBEN WU, NAT GEO IMAGE COLLECTION)

ヒスイのモザイクでできた小さな仮面。目と歯にはウミギクガイの殻が使われ、マヤの嵐の神を表している。西暦350年ごろにグアテマラのチョチキタム遺跡に埋葬された王の胸に置かれていた。2024年に話題をさらった考古学的発見の一つだ。(PHOTOGRAPH BY RUBÉN SALGADO ESCUDERO, NATIONAL GEOGRAPHIC)

現在のウズベキスタン南東部で発見されたシルクロード沿いの中世都市トゥグンブラク。LiDAR(光による検知と測距)によるスキャンで城壁やとりでがあらわになった。(IMAGING BY SALELAB, J. BERNER, M. FRACHETTI)

ヨルダンのペトラ遺跡の宝物殿。そのドラマチックな外観を見た人は、はるかに大きな建物が隠れていると思うかもしれないが、実際は約2000年前に岩壁に彫られたナバテア人の墓だ。(PHOTOGRAPH BY MUHAMMED MUHEISEN, NAT GEO IMAGE COLLECTION)

2024年、ペトラ遺跡の宝物殿の地下に12体の遺骨が埋められていたと発表された。この遺跡の墓には、人の遺骨がほとんど埋葬されていないため、今回の発見により、ナバテア人に関する新たな知見がもたらされると期待されている。(PHOTOGRAPH BY STEPHEN ALVAREZ, NAT GEO IMAGE COLLECTION)

古代ローマの町ヘルクラネウムの巻物。数ある破損した写本の中でも、最も象徴的で、解読が難しいものの一つだ。2024年、人工知能(AI)の助けを借りて、X線でスキャンしたこの巻物の内容を解読した。(PHOTOGRAPH BY EDUCELAB)

中国北西部タクラマカン砂漠にある洋海(ヤンハイ)墓地で発見された鞍(くら)。革を縫い合わせ、わらや動物の毛で詰め物がしてある。精巧につくられているが、この地域で家畜を飼育していた人にとっては身近な材料が使われている。(PHOTOGRAPH BY PATRICK WERTMANN)

【関連フォトギャラリー】
「特集ギャラリー:2024 写真が記録した1年 写真21点」
(この見出しのクリックで表示)
コウテイペンギンのひなが、高さ15メートルの崖から初めて海に飛び込む。この種は普通、低い海氷の上で繁殖するが、分厚く、解けにくい棚氷の上でもコロニーが見られるようになってきた。こうした行動の増加には、気候変動が関係しているようだ。親と別れた子ペンギンたちは海で狩りをして食べ物を見つけなければならない。(写真=バーティ・グレゴリー)

この写真の記事

古代マヤの見事なヒスイの石仮面から、レーザー技術で見つかった古代や中世の都市、AIで解読した黒こげの巻物まで、2024年も新旧さまざまな技術によって未来の考古学を形づくる発見がなされた。

文=Tom Metcalfe/訳=米井香織

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