中国で生き残れるか 外国車大手がテック企業に活路
中国の自動車市場では価格競争と自動運転・ソフトウエアシステム開発競争が激化
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トヨタ自動車、韓国の現代自動車、ドイツのメルセデス・ベンツグループをはじめとする世界の自動車メーカーは、規模の大きさと変化の速さで世界トップクラスの自動車市場である中国でのシェア奪還に向け、現地の大手ハイテク企業との連携を強化しつつある。
最近では、現代自動車と傘下の起亜が、中国における自動運転・車載ソフトウエアシステムのマッピング・人工知能(AI)技術に関して中国の検索エンジン大手・百度(バイドゥ)と協業する計画を明らかにした。日産自動車もAI関連で百度と提携すると発表。さらにトヨタが中国のインターネットサービス大手テンセントホールディングスに対し、AIモデル、クラウドサービス、ビッグデータの分野で協力を求めた。
メルセデス・ベンツグループは、テンセントの人気モバイル・レースゲームがプレーできるエンターテインメント・システムを搭載した車両を販売すると発表した。これにより同社車両は運転手専用のゲームセンターになるとした。メルセデス・ベンツグループは昨年、同社にとって地域別で最も重要な市場である中国で販売が減少した。
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