部下にも夫にも嫌われ、ペアローン解消で負債地獄...人生が好転した意外なキッカケとは
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30代で課長補佐に昇進した、とある女性。上昇志向が強く、責任感もあり、部下たちを厳しく指導をした結果、部下たちから嫌われてしまう羽目になりました。その上、夫婦仲も微妙になり、「欲しかったもの」はどんどん自分の「負担」になっていく悪循環に陥りました。それが、ある出来事をきっかけに変化が起こるようになりました。(生活経済ジャーナリスト 柏木理佳)
部下たちに嫌われた女性上司、関係改善のきっかけは?
仕事がテキパキできて、はっきりとものを言う性格の張本あおいさん(55歳・仮名)は、37歳の時に、課長補佐になりました。
同期で一番早い昇進でしたが、当時は、自分のマネジメント能力のなさに途方にくれていました。仕事のノルマをこなすだけで大変なのに、自分の部署の新入社員も辞めてしまい、自分の教育・指導方法が悪いのだと、追い詰められていたのです。
また、張本さんは、イベントなどの企画を立案し広告営業も担当していたので、広告主に対する部下の対応について厳しく指導していました。「厳しく指導した日は、部下のフォローをしなければならない」と研修で習ったため、その日はランチや夜に食事会に誘い、「本当は優秀で、できる人だから頑張りましょう」などと叱咤激励していました。ただ、部下たちとの関係性は深まることなく、全く聞く耳をもってくれない状態で、張本さん自身も疲労困憊していました。
ところが、あることをきっかけに部下が素直になり、信頼してサポートしてくれるようになったのです。
一体、どんな方法をとったのでしょう。
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