米国中間選挙の"勝者不在"で、次期大統領争いは「バイデンvsトランプ」か

会員限定
記事をクリップ
URLをコピー
記事を印刷
Xでシェア
Facebookでシェア
はてなブックマークでシェア
LINEでシェア
noteでシェア
トランプ前大統領フロリダ州パームビーチにあるマー・ア・ラゴでの選挙ナイトイベントで演説するドナルド・トランプ前米大統領 Photo:Joe Raedle/gettyimages

「赤い蜃気楼」は広がらず
勝者も敗者もない結果に

共和党のシンボルカラーは赤。民主党は青。11月8日(日本時間同9日)に行われた中間選挙は、事前の予想ほど「赤い蜃気楼(しんきろう)」は広がらず、民主・共和両党ともに「勝者も敗者もいない結果」となりつつある。

2016年の大統領選挙で多くのメディアが直前まで「ヒラリー・クリントン氏勝利」と予想しながら、結果的にはそれが覆されたように、世論調査自体が正確に投票行動と直結していない証左である。

「民主党劣勢」が伝わる中で、無党派層の中で、アンダードッグ効果(不利とされる側を応援したくなる心理効果)が働いた結果、あるいは、「やっぱりトランプの共和党は嫌だ」という感情が作用したのかもしれない。

まだ、開票結果が完全に出そろっていない中での評価は難しいが、上院選挙で激戦と言われた州のうち、2024年の大統領選挙を占う3つの州の結果を見ておこう。

あなたにおすすめ

特集

アクセスランキング

  • 最新
  • 昨日
  • 週間
  • 会員

最新記事

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /