ホテルの主役は帝国Hら御三家から「令和の四皇」へ、"裏ボス"三井不動産も表舞台に
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ホテル御三家である「帝国ホテル 東京」「The Okura Tokyo」「ホテルニューオータニ」は互いがライバル関係にある。一方で現代のホテル業界の中心に立つ「令和の四皇」は、必ずしも競合しない。三井不動産しかり、彼らの間で手を組み、のし上がっている。特集『泊まりたいホテルランキング』(全8回)の#3では、ホテル業界の最新勢力図を明らかにする。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)
「御三家・新御三家・新々御三家」
トップ10に入ったのはたった2軒
日本のホテルでは長らく、「帝国ホテル 東京」「The Okura Tokyo(旧・ホテルオークラ東京)」「ホテルニューオータニ」が「御三家」と呼ばれ、要人を迎える迎賓館として別格の地位に居続けた。
1990年代に入ると最初の外資系ラグジュアリーホテルの進出ラッシュが始まり、外資系ブランドの「パーク ハイアット 東京」「フォーシーズンズホテル椿山荘 東京(現・ホテル椿山荘東京)」「ウェスティンホテル東京」が「新御三家」と呼ばれた。2000年代の第2次外資系ラグジュアリーホテルの進出ラッシュでは、「マンダリン オリエンタル 東京」「ザ・リッツ・カールトン東京」「ザ・ペニンシュラ東京」が「新々御三家」と呼ばりたりもした。
もっとも、ダイヤモンド編集部が独自のアンケートを基に作成した「休暇で泊まりたいホテルランキング」でトップ10にランクインしたのは、御三家、新御三家、新々御三家の中でたった2軒だった。時代が移る中で、トップのポジションを維持するのは簡単ではない。
現代においては、四つの企業が存在感を見せている。令和時代の波に乗った「令和の四皇」と呼べる存在であり、これまで"裏ボス"的に存在してきた三井不動産である。
次ページでは、御三家、新御三家、新々御三家、さらに主役に躍り出た令和の四皇の実態を明らかにする。
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