「コロナ戦争」後の復興に役立つ戦争体験世代のリアリズム
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「コロナ戦争」下の終戦記念日
危機をくぐり抜けた先達に学べ
今年は明治維新(1868年)から数えて153年、太平洋戦争の終結(1945年)からは76年になる。
明治維新から日中戦争が(本格的に)始まった1937年(盧溝橋事件)までが70年、太平洋戦争が始まった1941年までが73年だから、今や「戦後」は先の大戦を挟んで近現代日本の歴史の半分以上の長さとなったことになる。
そして人口の85%、1億人以上が戦後生まれである。それを考えると、戦後第一世代である「団塊の世代」のことが何かと話題になるのは自然なのだろうが、筆者が今の時代にもっと関心を持たれていいと思うのは、団塊の世代のさらに前の世代、明治・大正時代に生まれた人たちのことだ。
今回のコロナ禍で、繰り返し「緊急事態宣言」が発出され、外出自粛、旅行制限、営業、飲酒の制限、経済活動の制約など、今まで当たり前と思っていた日常生活が大きく脅かされる事態が起こった。
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