コロナで増えるマンションの「騒音トラブル」賢い対処法、弁護士に聞く
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新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、在宅時間が増えたことを背景に、住民間の騒音トラブルが全国で相次いでいる。もし巻き込まれてしまった場合、どのような対応を取るのが正解なのか。マンション管理士の資格を有する桑田英隆弁護士に、コロナ禍で増えている騒音トラブルへの対処法を解説してもらった。(清談社 山田剛志)
分譲マンションの管理会社は
住民間トラブルに介入しなくてもよい
騒音に関するもめ事はマンションなどの集合住宅には付き物。夜遅くに隣の部屋から聞こえてくる笑い声や上階から響く足音など、苦情の対象となる騒音には多くのパターンがあるが、桑田氏がこれまでに相談を受けた騒音に関する苦情のおよそ8割は、上下階の住人間で起こっているという。
「下の階の住民が上の階から響く騒音に悩まされるといった事例が大半を占めています。足音が問題になることもあれば、ドアの開閉音、重い物を落とした際に生じる音まで種類はさまざま。騒音が原因でノイローゼに陥り、社会生活が困難になるといったケースもしばしば生じています」
近所から発せられる騒音によって心身に不調が生じる前に、何らかの手を打っておきたいところだが、まずはどこに相談するべきなのか。
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