韓国文大統領が米韓合同軍事演習で「北朝鮮と協議」は正気か、元駐韓大使が解説
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米韓合同軍事演習に
危機感を覚える金正恩氏
金正恩朝鮮労働党総書記が米韓合同軍事演習の中止を求めたのに対し、文在寅大統領は1月18日の記者会見で、「必要なら北朝鮮と合同軍事演習について協議できる」とする発言を行った。合同軍事演習の一方の当事者である米国と調整した上での発言ではなく、まず、韓国が行動を起こして既成事実を作り、これに米国を引きずり込もうとするいつものパターンの行動である。
こうした発言が出てきたのは、合同軍事演習の実施を協議することが米韓の安全に甚大な影響を与えることを理解できない文在寅氏の大統領としての無能力を示すものなのか、それともその重大性を理解した上での国家反逆罪的な行動なのか。いずれにせよ、文大統領の発言は米韓間で対北朝鮮政策の包括的な協議が始まれば、一層大きな波紋を投げかけるだろう。
金正恩氏は朝鮮労働党大会で、米韓合同軍事演習を「南北間の軍事合意に逆行するもの」と非難し、南北関係改善の前提条件として「米韓合同軍事訓練の中断」を要求した。
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