韓国経済に影落とす現代自動車の決算、基本技術を不安視する声も

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ヒュンダイPhoto:123RF

2021年1月、韓国最大手の自動車メーカー・現代自動車(Hyundai Motor)は、2020年10〜12月期と通期の業績を発表した。それによると、10〜12月期は韓国などでの販売台数が増加して前年同期比で増益を確保したものの、2020年通期の業績は減益であった。現代自動車はどのように長期存続を目指すのか?(法政大学大学院教授 真壁昭夫)

2020年10〜12月期は増益を確保
通期の業績は減益

2021年1月26日、韓国最大手の自動車メーカー・現代自動車(Hyundai Motor)は、2020年10〜12月期と通期の業績を発表した。

それによると、10〜12月期は韓国などでの販売台数が増加して前年同期比で増益を確保したものの、2020年通期の業績は減益であった。新型コロナウイルスの感染拡大が影響していることは間違いないのだが、一つ気になることがある。

同社がエンジンのリコール費用を計上したことは、収益の足を引っ張る要因にもなった。また、同社のEV(電気自動車)に関しても発火問題が発生している。そのため自動車関連の専門家の間では、「『完成車メーカー』としての現代自動車の基本的な技術に不安がある」との見方もある。

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