無印良品、BOTANISTが支持される理由は「ブランディングが9割」
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全般的に商品のグレードが高くなり、品質の「差」がわかりにくくなった現代。そんな時代に売上を伸ばすカギとなるのが「ブランディング」です。中身は他社と同じでも、「ブランディング」で商品価値の伝え方を工夫したところ、売上が何倍も伸び、販売単価も上がったという事例は実際にいくつもあります。そこで今回は、これまでイオンやマツモトキヨシなどで数々のPB(プライベートブランド)を立ち上げ、成功に導いてきたブランドコンサルタント・乙幡満男氏の著書『ブランディングが9割』(青春出版社)から、「ブランド力」のしくみや影響力について解説します。
そもそも「ブランド」とは何か?
まず、ブランドとは何かというと、企業とお客さんとの接点を通して、お客さんに評価され、お客さんの頭の中に蓄積されていく価値のことです。ブランドは、企業側とお客さんとの接点を通じ、五感によって体験することでしか感じることができません。
そのため企業側は、商品や売り場、オンライン上のコミュニケーション、店頭での接客など、様々なお客さんとの接点(=タッチポイント)において、ブランドの特徴やお客さんへの提供価値などを、一貫性を持って伝えていく必要があります。そうすることで、受け手のお客さんの頭の中にブランドが構築され、ブランドが育っていくのです。
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