スマホ決済乱立でキャンペーン戦争勃発、「使える」サービスはどこだ
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昨年12月、スマートフォン決済サービス『PayPay』が行った「100億円あげちゃうキャンペーン」。大盤振る舞いのイベントは、当初4ヵ月の予定がわずか10日間で原資を使い切り、猛烈な速さで終了した。このキャンペーンによって、広く世間に浸透したスマホ決済だが、今から始めるとすれば、どこのサービスを使えばいいのか。ITライターの井上晃氏に話を聞いた。(清談社 島野美穂)
20以上のサービスがひしめき
お得なキャンペーン戦争に
PayPay、LINE Pay、楽天Payに、メルペイ、Amazonペイ...日本は空前の"ペイ"戦国時代に突入しているが、スマホ決済?ペイ?と混乱している人も少なくないはず。そこで、まずは各社の特徴やサービスを紹介する前に、井上氏にコード決済について説明してもらった。
「スマホを利用した非接触型決済や、キャリア決済などを総称して"スマホ決済"や"モバイル決済"と呼びますが、その中でもここ数年で数を増やしているのが"コード決済"です。これはスマホでアプリをダウンロードして、QRコードやバーコードを読み取ることで支払いができる新たな決済方法のこと。顧客獲得のため、あらゆる企業がこのスマホ決済に乗り出しているのが今の状況です。これからスマホ決済をしたいと考えている人は、そもそものコード決済のメリットが何かを知っておいたほうがいいでしょう」
コード決済の一番のメリットは、クーポンやキャンペーンによって、お得に買い物が楽しめることだという。PayPayが行った「100億円あげちゃうキャンペーン」もその一つ。このほか、楽天ペイでは指定の条件を満たせばポイント最大40倍、LINE Payでは毎回20%還元に加え、くじ引きで最大2000円相当が当たるなど、お得なキャンペーンが随時行われてきた。
「コード決済の過渡期ともいえる今、各企業は競合に負けるまいと、積極的にキャンペーンを行っています。お得に買い物をするというメリットを存分に生かしたいという人は、この波に乗っておくべきです」
コード決済に該当するサービスは、今年利用が開始されるものも含めると、その数なんと20以上。これから使う人は、どのサービスを利用するのが一番いいのだろうか。
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