30代で決算書が読めるようにならないとヤバイ理由

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決算書が読めますか?決算書が読めるか読めないかで、ビジネスパーソンとして大きな差がついてしまいます(写真はイメージです)

前回から、30代で心がけるべき基礎力について考えています。読書術を中心に、読み続ける力をつけ、知らず知らずのうちに博識になることが重要だと説きました。

さて、次に業種を超え、立場を超えて必要となる、汎用性の高い知識や能力について考えてみましょう。

よく言われるのが英語力です。英語力はもちろん必要ですが、これは学ぶというよりも、とにかく実践で日々使うのがいいと思います。例えば留学するといった使わざるを得ない環境に身を置くと、自然と磨かれる類の力です。わざわざ留学しなくても、英語圏の人と知り合うとか、スクールに通うなども検討してみるといいでしょう。こればかりは本で勉強しているだけでは身につきません。毎日、話したり聞いたりという行為を繰り返すことで、英語でのコミュニケーション力は養われるからです。

また、何よりも重要なのがアカウンティング=会計の知識です。ビジネスに必要なたくさんの学問領域がありますが、30代で一番身につけておくべきものが会計です。

もちろん、「マーケティングや組織論の知識が必要ない」と言っているわけではありません。ただそうした学問は、必要になれば遅れを取り戻しやすい学問です。

しかし、会計だけはそうはいきません。管理職、ましてや経営者になれば、決算書が読めなければ話になりません。会計はどこかの段階でしっかりと学んでおかないと、簡単には身につかない領域なのです。

損益計算書や貸借対照表、キャッシュ・フロー計算書などの数字満載の書類を読むという行為には慣れが必要です。そうでないと、とにかく苦痛です。見えるべきものも見えてきません。それではビジネスパーソンとして不完全としか言いようがありません。

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