-
012013年のアメリカ
-
02近未来トレンド10選
-
03政府と企業の新しい関係
-
04「コミュニティシップ」経営論
-
05新興市場の未来
-
06世界30カ国の経済リスク
-
07サプライチェーンの世界的危機
-
08大転換を見極める指標
-
09合理的経済学の終焉
-
10ステークホルダー資本主義の再来
-
11ビジネス・リーダーの不況感
-
12「単国籍化」する多国籍企業
-
13国家資本主義の再来
-
14グローバリゼーションの黙示録
-
15メガ地域がグローバル経済を動かす
-
16「跳弾経済」の台頭
-
17「移民」という5億人市場
-
18モラル・ハザード経済の危うさ
-
19企業リスクはますます高まる
サマリー:国や政府のリスクに詳しいユーラシア・グループが、主要経済諸国30カ国について、不況への脆弱性、経済対策とその意欲を評価し、不況を抜けた時、各国がどのような姿になっているかが見えてきた。
-
Xでシェア
-
Facebookでシェア
-
LINEでシェア
-
LinkedInでシェア
-
記事をクリップ
-
記事を印刷
-
PDFをダウンロード
-
Xでシェア
-
Facebookでシェア
-
LINEでシェア
-
LinkedInでシェア
-
記事をクリップ
-
記事を印刷
-
PDFをダウンロード
世界30カ国の経済リスクを多面的に評価する
不況を抜けた時、各国はどのような姿になっているだろうか。我々ユーラシア・グループは2009年4月、その答えを導き出すために、次の3要素について分析を試みた。
・各国の「不況への脆弱性」
・各国政府の「危機下の経済対策」
・各国政府の「その意欲」
世界同時不況への脆弱性は、GDP(国内総生産)成長率、および輸出の伸び率における変化で測定できる。
まず、IMF(国際通貨基金)が発表している主要経済国30カ国のデータを用いて、2009年のGDP成長率は、2005年から2007年までの平均GDP成長率と比較してどれくらい低下するのか、それぞれの国について予想し、ランクづけした。さらに、ブルームバーグから入手した最新データに基づき、輸出の対前年比で見た輸出の落ち込みについて順位をつけた。したがって、ここでの第1位は、GDP成長率もしくは輸出の落ち込み幅が最も小さかった国となる。
不況から脱した時、各国がどのような状態にあるかについては、政府が経済を安定化させる能力を有しているかどうか、またその意欲が高いか低いかによって左右される。
多くの国が、経済システムに資金を注入したいと考えているだろうが、財源不足からそれができない国もある。その場合、紙幣をさらに発行するか、どこかから借り入れるだろうが、むろん債務が増え、そう遠くない将来、インフレを招きかねない。
一方、財源があるとはいえ、政治的あるいは制度的な障害のせいで、それを活用できないという国もある。
たとえば日本政府は、1990年代、どうにか経済は安定させたが、経営不振にあえぐ金融機関を再編する、あるいはそのバランスシートを無理やりにでも改善させるという政治的意思に欠けていた。その結果、景気の低迷が長引き、こうして「失われた10年」がもたらされた。
近未来トレンド10選
一部のビジネス・リーダーたちは、今回の不況は一時的な景気後退にとどまらず、これまでの企業慣行や経済システムを一変させるのではないかと感じている。マッキンゼー・アンド・カンパニーは、この直感的疑問に答え... もっと見るるべく、この不況によって何が変わり、何が変わらないのかを予測した。 閉じる
-
Xでシェア
-
Facebookでシェア
-
LINEでシェア
-
LinkedInでシェア
-
記事をクリップ
-
記事を印刷
-
PDFをダウンロード
-
012013年のアメリカ
-
02近未来トレンド10選
-
03政府と企業の新しい関係
-
04「コミュニティシップ」経営論
-
05新興市場の未来
-
06世界30カ国の経済リスク
-
07サプライチェーンの世界的危機
-
08大転換を見極める指標
-
09合理的経済学の終焉
-
10ステークホルダー資本主義の再来
-
11ビジネス・リーダーの不況感
-
12「単国籍化」する多国籍企業
-
13国家資本主義の再来
-
14グローバリゼーションの黙示録
-
15メガ地域がグローバル経済を動かす
-
16「跳弾経済」の台頭
-
17「移民」という5億人市場
-
18モラル・ハザード経済の危うさ
-
19企業リスクはますます高まる