意識調査
■しかく薬物使用に関する全国住民調査(令和5年度)
「薬物乱用・依存状況の実態把握のための全国調査と近年の動向を踏まえた大麻等の乱用に関する研究」より抜粋
国立精神・神経医療研究センター 研究代表者 嶋根卓也(PDF)
●くろまる違法薬物の生涯経験者数(推計)大麻/約134万人、有機溶剤/約104万人、覚醒剤/約47万人、MDMA/約44万人、コカイン/約37万人、危険ドラッグ/約29万人、LSD/約22万人。
●くろまる有機溶剤使用者の減少、大麻使用者の増加
●くろまる過去1年以内に大麻を使った経験のある国民は約20万人、覚醒剤は約11万人と推計。
●くろまる使用した大麻の形状では、乾燥大麻(88.4%)大麻樹脂(7.0%)大麻ワックス・リキッド(4.7%)。
●くろまる市販薬の乱用経験/過去1年以内の乱用経験者数は約65万人と推計。
●くろまる乱用に用いた市販薬の入手先は、薬局・ドラッグストア等の実店舗が36.0%、家の常備薬が16/0%、インターネットからが4.0%であった。
●くろまる大麻の生涯経験率の推移
●くろまる大麻の生涯誘われ経験率の推移
●くろまる大麻が「手に入る」と回答した割合の推移
●くろまる大麻使用を肯定する考えを持つ者の推移
●くろまる覚醒剤の生涯経験率の推移
■しかく薬物使用に関する全国住民調査(2021年)
<第14回飲酒・喫煙・くすりの使用についての全国住民調査>より「大麻に関するデータ」を抜粋
分担研究者:嶋根卓也(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部)分担研究報告書(PDF)
〇生涯経験者数は全国で約128万人、過去1年使用者数は約13万人と推計
〇2019年から2021年にかけて、過去1年経験者数が約9万人から約13万人に増加
〇大麻の使用場所は「国内」が過半数を占める
〇過去1年に使用した大麻の形状は、乾燥大麻・大麻樹脂に加え、リキッド・ワックス・大麻成分を含む食品が挙げられた
〇男女別での大麻の生涯誘われ経験率は、男性が有意に高かった
〇大麻の入手可能性について「手に入る」と回答した割合は男女別、合計いずれも減少している
〇大麻使用を肯定する考えを持つ者の割合は、2015年から2017年にかけて増加したが、その後は横ばいで推移している
●くろまる大麻の生涯経験率の推移
●くろまる大麻の生涯誘われ経験率の推移
●くろまる大麻が「手に入る」と回答した割合の推移
●くろまる大麻使用を肯定する考えを持つ者の推移
■しかく薬物使用に関する全国住民調査(2019年)
【薬物乱用・依存状況の実態把握と薬物依存症者の社会復帰に向けた支援の研究】より抜粋(2020年7月)
(国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 研究報告書PDF)
現在、一般住民の間で最も使われているのは大麻であり、生涯経験者数は約161万人、過去1年経験者数は約9万人と推計された。過去の調査データと比較すると、大麻、コカイン、MDMAは増加傾向、覚せい剤及び危険ドラッグは横ばい、有機溶剤は減少傾向で推移していることが明らかとなった。
●くろまる薬物乱用の生涯経験率の推移(1996年〜2019年) 大麻1.8%、有機溶剤1,1%、覚せい剤0.4%、MDMDとコカインがともに0.3%
経験者数の推計値は、大麻(約161万人)有機溶剤(約96万人)覚せい剤(約33万人)
●くろまる薬物使用に誘われた経験率の推移(1996年〜2019年)
誘われた経験率は大麻(3.4%)が最も多く、有機溶剤(2.8%)覚せい剤(1.0%)MDMA(0.7%)
危険ドラッグ(0.7%)
●くろまる大麻を容認する考えを持つ者の推移(年代別:1996年〜2019年)
「少しなら構わない」「個人の自由」と考える者の合計
■しかく飲酒・喫煙・薬物乱用についての全国中学生意識・実態調査(2018年)より抜粋(研究報告書PDF)
●くろまるいずれかの薬物乱用生涯経験率の推移(1996〜2018年)
・全体とは男性、女性、性別不明の対象者全体を指す。生涯経験率は無回答・無効回答を除いて計算した。