薬物の誘いを避けるためには「きっぱり断り、すぐにその場を立ち去ること」が基本ですが、断り方のヒントとして"アイメッセージ"をご紹介します。
アイメッセージとは自分の気持ちを相手に伝える時に「私は...」を主語にしたメッセージを使っていく方法です。
「私は...」を主語にすることで、個人的に相手を尊重しながら、自分の気持ちを伝えることができるため、印象が良くなります
アイメッセージとは対照的に、主語を「あなたは...」にしてメッセージを使っていく技術をユー(YOU)メッセージと言います。「あなたは...」を主語にすると、相手を支配する表現になり、言い方が強くなります。
相手に嫌われないように、自分の気持ちを隠す人は多いですが、自分の本音を抑えて、過剰な気遣いや、うわべの関係を続けると、コミュニケーション能力にマイナスの影響があることが推測されます。
アイメッセージは、あくまで自分の気持ちや感情を述べているに過ぎません。
相手を責めていることではないのです。
相手にしてみれば、命令されているわけではないので、選択権が残されています。
その思い・感情について考え、どうするか・どう行動するかを判断をするのは相手自身にゆだねられるのです。
そのため相手を否定せずに伝えやすい断り方と言えます。