制作レポート
大麻取締法等の一部改正を控えた薬物問題について、基礎知識から現状と課題を分かりやすくまとめた最新の啓発テキストです。
■しかく仕様
B5判 64ページ 表紙4色カラー 本編2色
初版:2024年1月
企画/編集/発行:麻薬・覚せい剤乱用防止センター
価格:880円(本体800円+税)
ISBN978-4-600-01203-8
今年度は、10代後半から20代(高校生から上の年代)をメインの対象にした啓発動画を制作しました。
薬物の問題についてはこれまで小・中学校の体育・保健体育の授業で学んできており、『ダメ。ゼッタイ。』は知っている、ある程度の知識とその行為が悪いことだとの認識は持っている。
それでもついネット上に溢れる薬物に関する情報や、海外の大麻合法化のニュースや、SNSで交わされる様々な意見、身近な友人同士との会話などを通じて、興味を持ってしまうかもしれない。
そんな年代の若者を対象に、まずは「事実を知ること」が重要であり、それが自分自身の健康を守ることになり、同時に「大切な友人を救うこと」にも繋がることに気づいてもらいたい。
【構成】
1:Think about drugs! 薬物について考えよう!
2:Basic Knowledge 基礎知識
-Case Studies 実例で考えてみよう-
3:Case 1 市販薬の問題
4:Case 2 大麻の問題
5:Case 3 薬物乱用が引き起こす社会問題
6:まとめ
本編は15分ですが、プロモーション用のサンプル版(2分)で内容の一部をご覧いただけます。
YOUTUBEで視聴
普段の生活の中では、自分自身にとってなかなか身近なことだと想像しにくい「薬物の問題」について学ぶ意味を、ダメ。クマ君と一緒にダメ。ゼッタイ。博士に聞いてみよう!
「薬物乱用」という行為が自分の心とからだにどれだけ危険なことなのか、またその行為は自分の周りにどのような影響を及ぼすのか、更にもしも薬物乱用が広がってしまったら私たちの社会はどうなってしまうのか、まずは身近に迫る危険な薬物乱用について気づいて、手を出さないための知識について知り、その上で自分たちに出来ることは何かを考えるきっかけにしてもらいたいとの願いを込めた啓発動画です。
薬物の問題を学ぶことで、社会の多様性に対して「自分ごと」と捉える視点を持つことが、彼らの視野を広げることにも繋がると考えています。
「薬物乱用防止教室」の中で、本動画を視聴後、講師の先生を交えて、子どもたち同士の活発なディスカッションが展開されることを期待しています。
【構成】
1. なぜ、薬物乱用について勉強することが必要なのか
2. 薬物乱用の危険・個人の問題-薬物依存-
3. 薬物乱用の危険・社会の問題
4. 薬物乱用防止のための基礎知識
5. 薬物乱用を防止するために-多様性が求められる社会の中で-
【指導のポイント】
冊子教材「あなたに知ってもらいたい 薬物のはなし」で具体的な知識を学ぶ前の動機付けを意識して制作した啓発動画です。(対象は初めて薬物について学ぶ小学高学年から中学生を想定しています)
指導にあたりましては、本動画で薬物問題について知ることが重要であることに気づいた上で、個々の問題に対する疑問とその回答の示された冊子に移行し連動させて授業を展開していただくとより効果的かと考えています。
(本編15分 2022年制作 税込2.300円)
【データ出典/参考資料等】
「第五次薬物乱用防止五か年戦略フォローアップ」(厚生労働省)
「組織犯罪の情勢」(警察庁)
「大麻規制検討小委員会」(厚生労働省)
「薬物使用に関する全国住民調査」(国立精神・神経医療研究センター)
「World Drug Report」(UNODC)
「薬物乱用とは何?」(岐阜薬科大学名誉教授・兵庫教育大学名誉教授 勝野眞吾)
「薬物乱用防止マニュアル」(日本学校保健会)
「大麻等の薬物対策のあり方検討会」とりまとめにも触れた今一番新鮮な薬物乱用防止のためのテキストです。
薬物乱用防止活動に携わるすべての方々に、
そして何より10〜20代の若い人たちに、今、伝えたいこと。
世界中、どの国や地域においても、薬物治療施設などを訪ねてみれば、そこにいるのは大半が若い人たちであり、問いかければ、どこでも同じ2つの答えが返ってきます。
「薬物がこんなに危険なものとは知らなかった」そして「友達から誘われた」と。
若い世代が薬物問題について正確な知識を持ち、自分たち自身で考えるようになることが、薬物乱用から身を守る第一歩だと、私たちは確信しています。?この本はその目的で書かれました。 (本文「はじめに」より抜粋)
■しかく仕様
B5判52ページ 表紙4色カラー 本編2色
初版:2021年10月
企画/編集/発行:麻薬・覚せい剤乱用防止センター
価格:600円(税込)
「1回だけなら大丈夫?」「いつでもやめられる?」「合法な国もあるから安全?」「個人の自由?」
4つの事例をもとに、自分はどう考えるか、他の人の意見はどうか、みんなで意見や感想を出し合って考えてみませんか。ダメ。ゼッタイ。博士が、分かりやすく解説しています。
「エビデンスピラミッド」
ネット上に溢れる様々な言説から正しい情報を見極めるためのヒントにも触れました。
コロナ禍、学校に講師が訪問できない状況でも、担当の先生が「薬物乱用防止教室」の授業を実施できるような構成に工夫を凝らして制作しています。
●くろまる「薬物乱用防止教室」 1時限(45〜50分)での授業展開(例)
1動画視聴(16分)
2基礎的な知識理解と4つの事例から、その対応について自由に話し合う(15分)
3動画の解説から全員で復習(10分)
4学んだことと、自分の考えを自分のことばで簡単にまとめてみる(5分)
厚生労働省/厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部/警察庁/海上保安庁/国立精神・神経医療研究センター
(公財)麻薬・覚せい剤乱用防止センター 本編16分
★動画と連動した「薬物についての総合テキスト」を10月にご案内の予定です!
<動画とテキストの併用>で講習(授業)がより効果的になります。
『あなたに知ってもらいたい 薬物のはなし』(詳しくは後日ホームページにてご紹介します)