気密化住宅における機械換気システムの良好な設計施工に向けた資料作成および講習会の実施
1.普及事業の名称 |
気密化住宅における機械換気システムの良好な設計施工に向けた資料作成および講習会の実施 |
2.事業の概要 (実施期間/会場/講師等) |
1)実施期間:令和元年7月〜令和2年9月15日 2)冊子「住宅用換気・空調ダクトシステムの設計と施工」作成 住宅用ダクトシステムやダクトセントラル換気システムを題材に計画・設計・施工・レトロフィットの基本的な考え方をまとめた。 3)セミナー用資料作成 セミナーのプログラムを検討し、パワーポイント資料の作成を行った。 4)セミナー告知 ホームページやメール、業界新聞紙などで会員及び関係団体、一般の建築関係者に開催告知を行った。 5)セミナー開催 「住宅用ダクト式換気システムの設計と施工」 ○しろまる開催日時:令和2年8月26日(水曜)13時30分〜16時30分 ○しろまる会場:北海道自治労会館5F大ホール ○しろまる遠隔開催:セミナー及びシンポジウムをライブ配信 ○しろまる主旨説明:福島明(北海道科学大学) ○しろまる講師:山本亜耕(山本亜耕設計事務所)、三浦眞(三浦眞オフィス) ○しろまるプログラム ・セミナー: 講演1「ダクト換気に必要な住宅設計」 講演2「換気ダクトの設計と施工の実際」 ・シンポジウム:「住宅の機械換気は機能するか」 コーディネーター:菊田弘輝(北海道大学大学院) パネラー:夛田勉(夛田工務店)、山本亜耕、三浦眞、福島明 6)冊子の作成及び(一社)北海道建築技術協会のホームページへの掲載 7)セミナー動画の作成及び(一社)北海道建築技術協会のホームページへの掲載 |
3.事業の成果・効果 (対象者/参加者数/成果物等) |
(対象者/参加者数/成果物等) ○しろまる対象者:住宅関連技術者等 北海道ビルダーズ協会等、住宅関連団体を通じて住宅関連会社や設計事務所にセミナー開催ポスターをメール送付し、(一社)北海道建築技術協会のホームペ ージや建築業界紙に開催案内を掲載した。また(一社)北海道建築技術協の会員を通じて建設会社や行政機関、大学、設計事務所等に開催案内を行った。 ○しろまる参加者:事前申込者数171名(会場参加53名、WEB参加118名) 実参加者数136名(会場参加43名、WEB参加者93名) その他取材3名 参加者は事前登録制、参加費・冊子代は無料とした。 事前申込者の内訳は、工務店・ハウスメーカー47名、建設資材卸・販売42名、建築設計関係27名、建築設備工事6名、その他・官公庁・教育・学生等が49名で、住宅メーカー技術者、設備卸・販売の申込が多かった。また、地域別では北海道109名、道外55名、不明7名であり、道外が約1/3を占めた。 ○しろまる成果及び効果 住宅にダクトシステムを伴う機械換気装置が導入されたのは、1970年代である。 木造住宅での高断熱・高気密化の動きも活発になり、ダクトセントラルシステムが普及した。これらのシステムの多くが汚れや故障に苦しんでおり、維持管理を考慮したダクトシステムの改善や良好な設計施工法の普及は進んでいない。 住宅用のダクトセントラル換気・空調システムに関する専門業種は無く、住宅の寿命と共に永く維持管理が可能なダクトシステムを実現するためには、設計や現場管理の技術者が専門家としての自覚をもって設計施工にあたることが求められる。 産学の専門家がこれまでのノウハウを持ち寄り、長期にわたって機能が維持され、継続した維持管理が住まい手自ら容易に行えるダクトシステムの設計・施工法をまとめた。セミナーを通じて現状の深刻さに対する理解が広がり、良好な設計施工の開発や普及に寄与することができた。 (一社)北海道建築技術協会のホームページに「住宅用換気・空調ダクトシステムの設計と施工」の冊子、並びに「住宅用ダクト式換気システムの設計と施工」のセミナー動画を掲載することで、セミナーに参加できない住宅関連技術者や設計者等対しても情報を伝えることができる。 今後、技術改善を進めると同時に、専門家の育成に向けた活動を継続する予定である。 〇成果物 ・冊子:「住宅用換気・空調ダクトシステムの設計と施工」 掲載ホームページアドレス: 外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://hobea.or.jp/documents/handouts/(外部サイト) ・動画(セミナーのみ):「住宅用ダクト式換気システムの設計と施工」 掲載ホームページアドレス: 外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://hobea.or.jp/video/everyone/(外部サイト) |
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