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2018年2月18日 (日)

ゼロ・グラビディ

ゼロ・グラビティ 満足度:☆☆☆

【女性エンジニアであるストーン博士は、ベテラン宇宙飛行士コワルスキーと共に、地球より遥か上空の無重力空間〈ゼロ・グラビティ〉で、システムの修理をしていた。だがスムーズに作業を遂行し終えようとしたその時、彼らに思わぬ危機が訪れる...。《無限の宇宙》に取り残された宇宙飛行士が、酸素・重力・生存率《ゼロ》の極限状態に立ち向かう、予測不能のSFサスペンス! 】
これはおもしろかった。よくこんな映画撮れるなと感心する。さすがアメリカ。
まず映像だが、役者の演技がすごい。ほんとうに無重力空間で撮ったのではないかとおもわせる動きをしている。どうやって撮影しているのか知りたくなる技術で、アメリカの映画産業はいったいどこまで進んでいるのかとおもう。
内容をかいつまんで記すと、宇宙で船外活動中にロシアが人工衛星を破壊したことによって破片が飛び散り、それが連鎖反応おこして次々に衛星を破壊していく事故がおきてしまうよいうもの。
だが、不要になった人工衛星を破壊することなんて珍しくないのではないか。破片(宇宙デブリ)が飛び散ったくらいでこんな事故が起こるようじゃ、宇宙ステーションの建設とかできないとおもうのだが。
兎に角パニック映画の金字塔と云ってもいい。すくなくともじぶんにとってはそうである。他人のレビューでは相当辛辣に書かれているのでかるくショックを受けたくらいである。 宇宙飛行士としての訓練をうけてきたのにあんなにパニックになってバカじゃないかとか批判されているが、いくら訓練してもじっさいに宇宙空間でこんな目にあったら、パニックおこすだろ。
地球からの救助がこない場所であの無限空間である。あの空間にでるということ自体がものすごい恐怖だとおもう。宇宙にいってみたいという素朴な気持ちも萎えてしまった。
10分に一度というくらい、つぎつぎにピンチを迎えるわけだが、そこはキャプテンアメリカである。最後まで希望を捨てずに(やばい状況でもジョークをとばす)、サードマン現象のようなことまでおきつつ、見事に切り抜けてみせるのである。

Newtype 2018年2月18日 (日) 22時37分 映画・テレビ | 固定リンク

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