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【あらすじ】
妻に逃げられ、男手一つで娘を育てる冴えない父親。リストラされ再就職も見つからず酒に溺れる
中年男。生活保護を受けながら細々と暮す家族。幼い子を抱えキャバレ-で働く女。借金で親が夜逃げし残された子供。働かずその日暮らしのジャンキーの若者。そして孤独死した老人の亡霊。
今にも崩れ落ちそうなボロアパート『第3柿沼荘』。
貧困と格差社会の中で懸命に暮らす人たちを描いた、可笑しくも、チョッピリ悲しいハートフル
コメディ。
【感想】
たぶん北海道では一番知名度の高い劇団なのだと思う、イナダ組の東京公演である。
皆さん好い芝居していたし、舞台のセットも好かった。本当に人が住んでいそうな佇まいである。
この劇は孤独死の老人に纏わる哀しい記憶が底に流れていて、やがてそれが水面に上ってくるように物語は進む。
貧困、格差といった現代の社会的問題を、昭和の臭いを漂わせた佇まいに暮す人びとを通して描く、なかなか好い舞台だった。笑いも外してなかったし。後半は若干説教臭くはなってしまっているが。
知名度のせいもあるかもしれないが、サザンシアターを客で埋めるのは難しいかも。
27日が最終公演である。
ここは確か、大泉洋も関係のあった劇団ではなかったかな。
全国的に知られる劇団になってほしいなと思った。
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