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2010年08月31日

迷走の夏(11)大移動&宿泊に迷走

厚岸(あっけし)からもまた、快速『はなさき』に乗ることとなりました。今度は上りの『はなさき』ですけどね。
意外に混んでると云うか、やっぱり席がほぼ埋まってる感じでした。こっちはフレッタも一緒なもんでデッキで過ごすことにしました。
で、ふと出来心で、ケータイで動画を撮ってみました。ちょうど尾幌駅を通過するところです。15秒ですがご覧下さい。
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/pNivBfa_Ri0?fs=1&hl=ja_JP&rel=0]

(注記)ケータイからご覧の方でパケット定額制に加入の方はこちらから観てねん

あの界隈の雰囲気は出てるかと思うんですが。


さて、釧路まで戻ってきましたが、そこで今後どーしたもんか?と。
ラジオの気象情報では、明日こそは宗谷地方も晴れるらしい、と。
となると...やっぱりフレッタで走り回りたいところがあるし...でも時間的な余裕と18きっぷ使用を考えると...旭川に泊まって始発で向かうか...。

それがベストなんですが...ケータイのホテル予約サイトでは旭川に全く空きがありません。
とりあえず、行くだけ行ってみるか。列車本数も少ないことだし。
そうそう、往路もそうでしたが、釧路から旭川方面に向かおうとすると狩勝峠を越える列車が少ないんですよ。
有り難いのが快速『狩勝』。帯広から富良野を抜けて旭川まで行ってくれます。
到着が遅くなるので、帯広での乗り継ぎ時間で夕食にしました。



キハ150系ってのも何だか微妙な車両ですが、湿度の高かった日だったので冷房付きってのは有り難いところでした。

途中、キャンセルとか出てないかケータイでホテル探ししましたが...全滅ですね。やっぱり旭山動物園と富良野の『へそ祭り』が原因だったんでしょうか。
かくなる上は...あそこのお世話になるか。

旭川に到着すれば...結構強い雨...。フレッタを広げて、でも傘差して向かいましたよ。『オスパー』に。
旅好きで北海道好きなら一度は名前を聞いたことがあろうかと思います。仮眠室に泊まれる健康ランドですよ。最近は健康ランドも数を減らしてますが。

入浴料1,050円-に深夜料金1,000円-で泊まれるので安上がりは安上がりなんです。

仮眠室は入院生活を思い出す感じのパイプベッドでしたが、まあ横になって寝られるんですから。
とは云え...周囲のいびきとか歯軋りでぐっすりとは行かないところが何ですが。

しかしあの歯軋りってヤツは...あの"カラコロカラコロ..."って音はどー云ったメカニズムで鳴ってるんでしょうか?
こゆとこに泊まる度に不思議に思うんですよね。




(つづく)


...と、ここまでが二日目・7/29の話です。またちょっと日常根多を挟んでから再開します。

2010年08月30日

迷走の夏(10)街中で懐かしのマーク&有名な『かき丼』でお昼♪


厚岸まで来てもそれなりに霧はあったんですが、ようやく視界が開けてきました。
ただ、厚岸大橋は工事中で、あまり橋上でのんびりしてもいられません。
一応、ウミネコを入れて写真を。

やっぱりよく見えないか。




で、街中をうろうろしてて見つけた石油タンクに懐かしいマークが。
昔の日本石油のマークですよね。
子供の頃、このマークと、その隣に星型マーク(CALTEX)ってのをガソリンスタンドに見てました。

これ、コウモリらしいんです。"日本"の文字をコウモリに図案化したものらしいんですが...。
どーも何だかコウモリには見えなかったんですよね、わたしには。
何と云うか...何だか大開脚みたいな...。




それはさておき、厚岸駅前に到着!約60kmのツーリングでした。晴れてりゃもっと面白かったと思いますが充分満足でした。



で、駅前にある食堂『浜のれん』でお昼です。
ずっと前から食べたかったんですよ、ここの名物『かき丼』を。

厚岸と云えばカキの本場ですからね。ツーリング雑誌や『ツーリングマップル北海道』に出てた写真を見て、いつか食べたいと思ってたんですよ。


これです。カキフライを玉子で綴じてご飯に載せた...カツ丼のカキフライ版みたいなところでしょうか。

で、コレがねぇ...美味しかったんですよ♪カキの旨みがギュッと凝縮されたみたいなフライですから。
でもって味噌汁はアサリの味噌汁だし。貝好きにはたまらんですよ。

他にもいろいろメニューがあったんですが、どれも美味しそうでしたねぇ。
"また来なければ..."と思わせられる店でした。


霧多布岬やヘキサ123を含めて、またこの界隈に来なければ...北海道にまた好きなところが出来ました。


さあ、厚岸から大移動です。



(つづく)

2010年08月29日

迷走の夏(9)ヘキサ123ホワイトアウト!

濃霧の中、浜中駅をスタートしましたが...とにかくもう白い霧が立ち込めてて、周辺の景観などはさっぱり判りません。いくら目的地が霧多布岬だとは云え...多い霧で覆われて白い布で包まれてる様です。



ヘキサ123まで出てしまえば、道はほぼ一本みたいなもんだから間違い様は無いんですが、視界は...50mは切ってたでしょうね。実質30mくらいでしょうか。

で、しばらくは平坦だったんですが、海岸線に近付くと結構な下りに転じます。で、視界は悪いし...下りだけど飛ばせません。

しかもですよ、霧ってのはアレですね、メガネレンズに貼り付きますね。雨なら自然に流れるところですが、霧ほど細かいと水滴がレンズにびっしり貼り付くんですよ。
20〜50mほど進む度に"指ワイパー"ですよ。

いよいよ海岸線に出れば『太平洋シーサイドライン』のヘキサ142が合流してきますが、道ナンバーは123のままです。で、湿原の中を海沿いに伸びる道を走ってるはずなんですが...辺り一面ホワイトアウト状態で何も見えません。

新川の交差点でヘキサ1039(=四桁の都道府県道があるところがさすがに道道ですよね)に左折、橋を渡れば...ますます霧が濃い様な...海まで来たからか?



平坦な街中を抜ければ急坂を登って岬へとアプローチするんですが、もうすでに青看は接近しないと読めなくなってます。
で、やや上り基調の一本道を辿れば...駐車場に到着したんですが...周囲はますます真っ白!
何も見えません。

天候がこれだし早朝だしで、先客は関西ナンバーのキャンピングカー一台だけでした。
わたしもフレッタを置いて、岬への遊歩道を歩き出したんですが...もはや10m先も怪しくなってきました。灯台さえよく見えず、いきなり出現したみたいに思えるんだもの。
途中で、戻ってくるキャンピングカーの方と出逢いましたが...それこそ3mくらいの距離でいきなり現れるもんだから...お互いにビックリしてからの挨拶でした。


で、これが名勝地・霧多布岬(きりたっぷみさき)です。真っ白です。向こうに海があるのかどーかさえ判りません。


まあ...こゆこともありますよね。旅行じゃなくて旅だもの。
そもそも霧の多いところではあるらしいんですが、ここまで多いとはねぇ...。
でもまあ、また来るきっかけが出来たと思えばさ。

戻りがてら、往路で見つけたセイコーマートでおむすびタイムとしました。ついでに店員さんに伺えば、やっぱり霧の多いところなんだそうです。

橋を渡れば、今度は厚岸(あっけし)方面に進路を取りました。この辺りは霧多布湿原が広がってるらしいんですが、例によって視界はさっぱりです。
適度にアップダウンを繰り返して高度を上げていきますが、まあだいたい海抜80mくらいでしょうか。
で、途中に展望スポットとかあるんですが、そんなところほど霧が一層深く、視界10mくらいで...当然海どころか反対側の湿原も何も見えません。当然写真もありません。
こんだけすごい霧だとね、カメラを出したくないし、ケータイだって悪影響を受けるかも知れませんよ。

火散布を過ぎれば原生林の中を進む感じで、これはなかなか好い感じでしたよ。
晴れてればもっと面白いはずですが...。



で、これは途中で分岐する、何だか楽しげな名前の林道。ここで停まってた一台のクルマがありました。初老の方が写真を撮りにきてた様で、しばし会話を。
話題はもちろん、霧についてですが...。

霧のせいかも知れませんが、何だかずーっと上り続けてんじゃないか?と錯覚する様な道でした。で、前方に小さなピークが見えて...濃霧の中、対向車線の路肩にサイクリストを発見。
休憩中でしょうか?

10mくらいまで近付いたところで手を挙げて「こんにちは」と挨拶するや否や...そのサイクリスト、ビクッ!と驚いて自転車と共に"ダッ!"と原生林の中に飛び込んでってしまったんです!

自転車のそばに佇むサイクリストに見えたんですが...エゾシカでした。確かに霧は深かったとは云え...いや、あれってそー見えますよ?
デカいんですよ。ちょうど、ハンドルバー辺りを持って立ってるひとに見えたんです。茶系のレーサージャージを着た...。

一瞬のことだったので写真はありません。

いよいよ終盤。下りに転じれば...コレはなかなか♪でしたよ。もうメガネは下にずらして裸眼で視認しながらです。
いわゆる《オペレーション・三木のり平》と呼ばれて...ないか。

(注記)関西人は《オペレーション・大村昆》でどうぞ

原生林の中をぶっ飛ばす快感♪
いや、天気が好ければもっと楽しかったんでしょうけどね。
また訪れることにするかな?この道自体、お薦めですよ♪

で、厚岸に到着。憧れのアレでお昼にしましょう。


オマケ。カシミール3Dで火散布〜厚岸間の俯瞰図を作ってみました。






(つづく)



2010年08月28日

迷走の夏(8)気分は完全に迷走

しかし暑いですね。ついに熱中症で倒れてしまいました。病院通いしてます。
こう暑いと...涼しい北海道が既に懐かしいなぁ...。

てな訳で北海道放浪編、二日目から再開します。


釧路ではプ〇ンスホテル泊だったんです。
普通こゆトコは高くて泊まれないし、気後れして泊まれないんですが、バーゲンプライスで安かったんですよ。

でもまあさすがと云うか、ぐっすり眠れました。



で、そこら中でウミネコが鳴く中、始発の快速『はなさき』で、根室本線内釧路ー根室の通称花咲線をスタート。
今年は根室まで行かず、途中の浜中駅で下車して、鉄道では行けない岬を目指しました。

が...この霧は?

一帯には濃霧警報が出てた様です...大丈夫か?>俺&フレッタ



単行の車内は座席がほぼ埋まる感じの状態。
花咲線って、意外に乗ってますよね。
車内ではローソンで買ったおむすびを。もちろん温めてもらいましたが。



霧が濃いなぁ...な車窓を眺めてる内に厚岸(あっけし)駅で列車交換の為にしばし停車。
ちょっと外へ出てみれば...何かすごい濃霧だぞ?
蜘蛛の巣に付いた霧の水滴がキラキラして綺麗...どころじゃないな。

走れるのか?>俺&フレッタ




浜中駅到着。フレッタを広げて、濃霧の中を霧多布(きりたっぷ)岬へ向けてスタートしました。
もちろん、日中なのに前も後ろもライトオンです。

で...そもそも岬の名前がね...名は体を表すと云うか...。




(つづく)

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