2021年03月13日
家庭科の「契約」の授業でおとなになる準備を
みなさん、こんにちは。
私は、大阪の司法書士の小牧美江といいます。
司法書士をしながら、ときどき、高校生のみなさんに「法律講座」という特別授業や講演をしたり、大学生に「消費生活論」を教えたりしています。
ここ数年、高校生や大学生のみなさんに授業や講演をするときに、「2022年4月1日から成年年齢が18歳になるんですよ」とお知らせしています。
もうすぐ20歳になる人や20歳になったばかりの大学生さんたちは、自分たちが20歳で成人だといわれても、契約するのはまだまだ分からないことも多くて不安なのに、18歳で成人だなんて大丈夫なの? 誰が決めたの? と、後輩のみなさんのことをすごく心配してくれます。特に、大学生になって一人暮らしを始めた人たちは、毎日の食料品、日用品、衣服などの買い物、下宿先の家賃や公共料金の支払い、大家さんとの修繕の話し合い、など、毎日たくさんの契約や契約に関連する作業をしていますから、そのたいへんさを実感しているのでしょうね。
私自身は、中学校でも高校でも(数十年前の話ですが・・・)、「契約」のことなど授業でまったく教えてもらえませんでした。
それに比べて、今の中学生、高校生のみなさんは、家庭科の授業で「契約」のことを詳しく学習できる。2020年4月からは、小学生も家庭科の授業で「契約の基礎」を学習できるようにもなりました。だから、みなさんなら今からしっかり学習して、おとなになる準備をしていけば大丈夫だと思います。
そういわれても、これまで学校で勉強した「契約」のこと、忘れちゃった、どうしよう、という人は、この機会にぜひ、家庭科教科書をもう一度読み直してみてください。
他にも、18歳が成年となるのを前に、中学生・高校生向けの契約や法律を解説したウェブ教材が、つぎつぎと公開されてきています。そういう教材を見つけてチャレンジしてみるのもいいと思います。
例えば、私も制作チームに参加して作ったウェブ教材、小学生向け教材セット『小学校5・6年生の家庭科教科書で 売買契約の基礎をマスターしよう!』の、教材とワークシートの部分にチャレンジしてみたり、中学生向け読み物教材『中学校「技術・家庭」家庭分野の教科書で‘法’と親しくなろう−「身近な消費生活」の学び方』を読んでみたりしてみてください。分からないところは、家庭科の先生に質問してみてもいいと思います。
私たちのような法律に詳しいおとなも、みなさんのまわりにはたくさんいて、質問・疑問にこたえてみなさんがおとなになるのを応援しようとしています。18歳でおとなになってからでも構いません。わからないことは、どんどん質問してみてほしいと思います。
私は、大阪の司法書士の小牧美江といいます。
司法書士をしながら、ときどき、高校生のみなさんに「法律講座」という特別授業や講演をしたり、大学生に「消費生活論」を教えたりしています。
ここ数年、高校生や大学生のみなさんに授業や講演をするときに、「2022年4月1日から成年年齢が18歳になるんですよ」とお知らせしています。
もうすぐ20歳になる人や20歳になったばかりの大学生さんたちは、自分たちが20歳で成人だといわれても、契約するのはまだまだ分からないことも多くて不安なのに、18歳で成人だなんて大丈夫なの? 誰が決めたの? と、後輩のみなさんのことをすごく心配してくれます。特に、大学生になって一人暮らしを始めた人たちは、毎日の食料品、日用品、衣服などの買い物、下宿先の家賃や公共料金の支払い、大家さんとの修繕の話し合い、など、毎日たくさんの契約や契約に関連する作業をしていますから、そのたいへんさを実感しているのでしょうね。
私自身は、中学校でも高校でも(数十年前の話ですが・・・)、「契約」のことなど授業でまったく教えてもらえませんでした。
それに比べて、今の中学生、高校生のみなさんは、家庭科の授業で「契約」のことを詳しく学習できる。2020年4月からは、小学生も家庭科の授業で「契約の基礎」を学習できるようにもなりました。だから、みなさんなら今からしっかり学習して、おとなになる準備をしていけば大丈夫だと思います。
そういわれても、これまで学校で勉強した「契約」のこと、忘れちゃった、どうしよう、という人は、この機会にぜひ、家庭科教科書をもう一度読み直してみてください。
他にも、18歳が成年となるのを前に、中学生・高校生向けの契約や法律を解説したウェブ教材が、つぎつぎと公開されてきています。そういう教材を見つけてチャレンジしてみるのもいいと思います。
例えば、私も制作チームに参加して作ったウェブ教材、小学生向け教材セット『小学校5・6年生の家庭科教科書で 売買契約の基礎をマスターしよう!』の、教材とワークシートの部分にチャレンジしてみたり、中学生向け読み物教材『中学校「技術・家庭」家庭分野の教科書で‘法’と親しくなろう−「身近な消費生活」の学び方』を読んでみたりしてみてください。分からないところは、家庭科の先生に質問してみてもいいと思います。
私たちのような法律に詳しいおとなも、みなさんのまわりにはたくさんいて、質問・疑問にこたえてみなさんがおとなになるのを応援しようとしています。18歳でおとなになってからでも構いません。わからないことは、どんどん質問してみてほしいと思います。
【18歳成年への応援メッセージの最新記事】
posted by 司法書士法教育ネットワーク at 15:14| 18歳成年への応援メッセージ