中国外交部(外務省)の洪磊報道官は5日の定例記者会見で「中国の主権と権益をほしいままに侵害し、海上の平和・安定を意図的に破壊する少数の国々の挑発行為に対しては、中国側は断固たる対応を取る」と表明した。
――G7首脳会議が4日、現在の東中国海情勢と南中国海情勢に懸念を表明する声明を発表したことについて、コメントは。
中国は東中国海と南中国海の平和・安定を維持し、地域の国々の協力と発展を促す揺るぎないパワーであり、国連憲章の趣旨と原則、国際関係の基本準則と国際法の基本原則を守る揺るぎないパワーでもある。
中国が最も望まないのは、東中国海地域、南中国海地域を含む自国の周辺で不穏な状態が生じることだ。中国は領土主権、海洋権益、国家の安全を断固として守る。中国はまた、一貫して国際法と国際的慣例に照らして関係海空域の秩序と航行の自由を守り、直接の当事国と、歴史事実と国際法の尊重を基礎に、二国間の協議・交渉を通じて東中国海および南中国海関連の係争を解決すべく終始尽力している。これは中国と関係国との間の重要な共通認識であり、地域の大多数の国々および人々の利益と期待にも合致する。
だが中国の主権と権益をほしいままに侵害し、海上の平和・安定を意図的に破壊する少数の国々の挑発行為に対しては、中国側は断固たる対応を取る。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年6月6日