学問に終わりはない

2025年10月01日 言語聴覚士, 言語聴覚士教育 | 固定リンク 投稿者: うらの

9/27(日)、私はとある講習会の講師兼スタッフとして参加しました。参加者は全員、現役の言語聴覚士の先生方でした。
内容は・・・それぞれが臨床で経験した高次脳機能障害の症例をあらかじめまとめ、当日小グループに分かれて発表&討論、というものです。
私はスタッフとして、全受講者が提出した症例を事前にざっと読ませていただきました。日頃よく目にするタイプの症例もあれば、珍しい症例もあったりと、読んでいるだけでなかなか興味深かったのですが、当日のグループワークでも、それぞれが行った評価の組み立て、評価結果の解釈、問題点の抽出、リハビリテーションの工夫が、活き活きと各先生方から伝えられました。日頃よく目にする、比較的ありふれた症例であっても、患者さんの個別性(性格、社会背景など)に合わせた支援やリハビリテーションの工夫が必要であることを、改めて痛感いたしました。
どの先生方も身を乗り出して、メンバーの発表に耳を傾け、そしてざっくばらんな質問や意見交換が活発になされました。どの先生にも共通していえることは「少しでも良い臨床をしたい、という思いが強い」ということだと思います。
幕末の武士・教育者である吉田松陰は「学問に終わりはない」という明言を残しました。いくら勉強しても「もうこれで充分」「これ以上必要はない」ということは決してない、ということです。
中高生の皆さん、そして大学生の皆さん。「テストが終われば充分」「試験に合格すればそれでいい」と思ってはいないでしょうか。断じてそんなことはありません。言語聴覚士として働くということは、まさに「一生学び続ける」ことにほかなりません。ただし、「学び」の種類は何も教科書や授業・講義だけとは限りません。何よりも患者さんの症状やお姿から、多くのことを学んでいく、それが言語聴覚療法です。
一生学び続ける仕事である、言語聴覚士を目指したいと思う高校生の皆さん!!是非、東京工科大学を受験してくださいね!!
一同、キリンのように首を長くして待ってま〜す!!

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