ジュディス・バトラーというアメリカのジェンダー理論家がいます。最近来日して講演があり、それのまとめも兼ねられた『現代思想』の特集も組まれています。 現代思想 2019年3月臨時増刊号 総特集◎にじゅうまるジュディス・バトラー ―『ジェンダー・トラブル』から『アセンブリ』へ― 作者: ジュディス・バトラー,清水晶子,クレア・マリィ,佐藤嘉幸,廣瀬純,清水知子 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2019年02月15日 メディア: ムック この商品を含むブログを見る 人気のある人ですが、その思想の難解さによっても知られています。 僕はバトラーの本では『ジェンダー・トラブル』と、『触発する言葉』の一部だけは読みました。また、『ジュディス・バトラー――生と哲学を賭けた闘い』(藤高和輝)という解説書を読みました。難解だとされている人の本をせっかく読み、解説書も読んだのですから、僕なりに紹介しようと思いこの記事を