「言葉は何のためにあるのか?」というのは、想(目黒連)の書いた作文冒頭の問いかけだった。その問いは作文の中において 言葉が生まれたのは、きっと想いの先にいる誰かと繋がるためだ と結ばれている。つまり、言葉は"想い"の代替品ではなく、"想い"を伝えるための手段のようなものということだ。10話においては、春男先生(風間俊介)と奈々(夏帆)の間においても、以下のような会話がなされている。 手話はコミュニケーションの手段でしかなかった 言葉の意味を知ることと相手の想いがわかるってことは違った 言葉(もしくは手話)は"想い"とイコールではなく、コミュニケーションの手段である。そして、最終話において教室の黒板の前*1で紬(川口春奈)は言う。 人それぞれ違う考え方があって 違う生き方をしてきたんだから 分かり合えないことは絶対ある 他人のこと可哀想に思ったり 間違ってるって否定したくもなる それでも一緒