7月20日に投開票が行われた第27回参議院選挙の結果は、事前の予想通りの自公過半数割れという結果となった。今後の政局は不透明な状況だが、2024年以降、様々な面で注目されてきた「ネットと選挙」に関するトピックがメディアで報じられたのも今回の選挙の特徴だろう。選挙後にも、専門家によるデータを用いた分析が行われることが予想される。 実は今回の選挙に関しては、筆者の研究室で行っている消費動向調査の実施時期が選挙公示期間とも重なっていたので、支持政党や投票意向、社会や政策に対する考えを聞いていた。ここではその一部を紹介したい。調査の概要は以下の通り。 調査期間:2024年7月 調査パネル:ネット調査会社のアンケートパネルを使用 居住地:全国 年齢:18歳〜49歳の男女 回答者数:620名 断っておかなければいけないのは、今回紹介するデータはあくまで「速報値」であり、厳密な統計的検定や第三者による査