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「鬼滅の刃」が絶好調だ。 あえて説明する必要もないが、劇場版の興行収入がえらいことになっていたり、単行本の売り上げがドえらいことになっていたり、最終巻を求めて長蛇の列ができたり、めちゃくちゃ転売されたり、わけわからんコラボグッズが出たり、とんでもない状況だ。 見ると、町ゆく子どもたちのマスクまでどこかで見たような柄のものになっている。 これはもう社会現象と言っても過言ではないのだろう。 この「鬼滅の刃」はすごい。 たぶんどえらい作品だ。 そんなもの詳しくなくても分かる。 ただ、「たぶん」と表現しているのは、実はまだ観たことがないからだ。 そう、僕はこの作品に全く触れていないのだ。 原作も見てなければアニメも見ていない。もちろん劇場版も見るつもりはない。 やはり、たとえ末端といえども文章を書いたりして表現活動をしている者として、こういった作品は必ず抑えておく必要がある。 社会現象は多くの人に
大学時代、ひたすらあえぎ声を書くバイトをしていたことがある。 先輩から紹介してもらった、エロゲメーカーのバイトだ。 その会社のエロゲはストーリーに力を入れていて、所属するライターも自分の文章にプライドを持っている人ばかりだった。 彼らからすると、Hシーンのあえぎ声を書くなどというのは苦痛でしかなく、学生バイトにでも任せておけということになったらしい。 仕事がどういう感じだったかというと、 1. まず、「チャックを開けた」とか「腰を動かすスピードが速くなっていく」といったHシーンの「ト書き」部分だけを渡される。 2. ここに私が「んっ......」とか「あんっあんっ」といったあえぎ声をてきとうな塩梅で足していく。 3. シナリオライターのチェックを受けて終了。 という流れだった。 簡単に思えるかもしれないが、これが意外に難しい。 まず、Hシーンにはある程度の長さがあるので、その範囲内で的確に盛り上げ
実家の犬が昨日亡くなったそうだ。東京からは帰省も出来ず、会えなかった。 我が家には過ぎるくらいのいい犬だった。 犬との思い出を書こうと思ったが、そんなことをしていたら辞書くらいの分量がいる。 どうしてもなにか書きとめておきたいkら、誰に聞かせるわけでもないけれど弔辞だけ書いた。 犬よ おれが10歳のときに拾ってきた犬よ バイパスの高架の下に捨てられていて みかんの箱で連れて帰って 獣医さんにもに連れていって うちの軒下に住むことになった 6月6日の小さな犬よ おれが散歩に連れて行った犬よ 昔はなんでもちょっかい出して よせばいいのにマムシをいじめて 鼻面がビビるくらいに腫れていて 獣医とておまえが悪いと言っていた 夏の散歩が大好きな犬よ おれの家出についてきた犬よ おまえはおそらく散歩のつもりで おれは二度とは帰らぬつもりで あくる日は隣の町で見つかって おれたちは泣きながら帰った 冬のあ
中学時代、下着の校則違反を数えて、体育祭の得点から減点するという「伝統」があった。 当時は管理教育の全盛期。 下着だけでも色・形状などが細かく校則で指定されていた。 悪質なのは、それを生徒同士で監視するシステムになっていたこと。 違反者は教師にチクられ、その分がのちに体育祭の持ち点から減点されるという決まりなのだ。 赤組・白組それぞれの減点数は日々校内で告知され、連帯責任を煽る構造ができあがっていた。 もちろん、これに反抗する生徒は多かった。 二年生のあるとき、体育祭の出し物を決める学級会のなかで、この制度はおかしいという話になったことがある。 「生徒だけ監視されるなんて、不公平です!」 立ち上がって先生に抗議したのは、ボス格の女子だった。 やがて「そうだ、そうだ」という声が教室のあちこちから起こる。 私たちの担任はといえば、まだ若い女性教師だった。 いま思えば、先生自身もこの制度はおかし
36歳男。 今朝、死ぬ夢を見た。 路上で倒れて俯瞰視点になって誰も助けてくれない。 目が覚めてから走馬灯のように人生を振り返った。 結婚もしてないし女性とお付き合いした経験もない。学生時代の栄光もなければ仕事で活躍したりもしてない。そして今コロナで職場を追われその日暮らしをしているが、それでも悪くはないなと思えることも多かった。 幼少時に両親が離婚し、母親に育てられた。 2年の時だったか、「お父さんの仕事についてお話を聞いてきましょう」という宿題が出て、俺は母親に聞くしかなかったからそれを発表したら「何でお母さんなの?」みたいになって、教師の大したフォローもなく大泣きしながらそのまま帰った。 その日から不登校になったが、あの宿題の出来は結構良かった記憶。 文化祭のタイミングで教師がうちに来て、文化祭は来ような、みたいな感じになって「ふじまる」という相撲取りの役をやった。あれはイマイチだった
俺は海沿いの街で暮らしていて、二日に一度くらいの割合で仕事が終わってから浜辺に焚き火台を出して一人で何時間も火を焚いているという、あんまり頭の良くない趣味を持っている。 職場から家に帰ってきて焚き火台と薪を持って浜まで行くと、始められるのがおおよそ19時過ぎで、何回もやっているくせに木が炭になる時間の感覚がいまいちつかめないのもあって、「俺はいま焚き火をやってるな」と実感できる数の薪を燃やしていると綺麗に燃え尽きるのが21時半ぐらい、それからようやく夕飯を食べ始めるのでやっぱり馬鹿なんだと思う。 季節で日が落ちるのが遅いけれども、灯りのあまりない海岸なので、20時を過ぎるとかなり暗くなる。自動車が道路を行き交う音と海鳴りが聴こえる闇の中にいるのは俺だけ...では意外となくて、砂浜に降りてくる道のコンクリートで舗装された突端に、よく誰かが二人で座っていたりする。 それは必ずしも決まった人たちでは
中古不動産投資家のぐりと金融ブローカーのぐらは、おおきなアタッシェケースをもって、もりのおくへでかけました ぼくらのなまえは ぐりとぐら このよでいちばんすきなのは 鞘抜きすること 稼ぐこと ぐりぐら ぐりぐら 「中古マンションを適当にリノベしたら、利益をたっぷりのせて売ろうね」 「仕入れた中古アパートの空き部屋をいっぱいにしたら、利回りに目が眩んだ素人投資家に高値で掴ませようね」 と、2ひきがはなしながらいくと・・・ まあ!みちのまんなかに、とってもおおきな 原野が落ちていました 「やあ、なんて広大な敷地だろう 営業マンがインセンティブで自分用のアパートが建てられるくらいの戸数のダイワハウスのアパートが建てられるぞ」 と、ぐりがいいました 「毎日豪遊しても使いきれないくらいチャリンチャリンとお金が入ってくる規模のコインパーキングができるぞ」 と、ぐらがいいました 「それよりも、メガソーラ
お前が二度と東京に戻れませんように!! お前が二度と東京に戻れませんように!! お前が二度と東京に戻れませんように!! 一度しか言わないから、よく聞いておいてくれよ 俺は・お前が・嫌いだ よくもまあそんなに腹の立つことが言えるもんだな ああそうだよ、田舎に人はいねえよ ホントにいねえよな わかるよ 何もねえよな ホントに何もない ゴミだゴミ 文化、文明ってものがないよな 夜とかもさ、外をうろついてるのは動物か近所で有名なキチガイのおじさんくらいだ なぜか?まともな人間には出歩く動機がないからだ 店もねえ、コンビニもねえ、街灯すらまばらなところもある 暗くて何も見えねえ、人外魔境が夜になるたび顕現するんだよな そら外にもでんわ ほんでまあそうするとひと気も感じられないよな そうか、寂しいって感想になるんだなあ 俺は知らなかったよその感覚 夜に人間はいないもんだと思ってたからな むしろ都会が落
ゲーム実況のYouTubeを酒を飲みながら見ている。 仕事が忙しい自分の代わりに手軽にゲームを楽しめるし 一人ぼっちの空間が気にならなくなっていく。 ゲーム実況YouTuberは、多くの広告収入を得るが、生殺与奪の権はYouTubeに握られている、 芸能人のような、はたまた不安定なギャンブラーのような、別世界の人間たち。 そんな不安定な世界にに身を置く人々を遠い目で見ながら過ごしていた。 スマホには知らんYouTuberが売春で逮捕されたとニュースが流れていく。 それなりに忙しく中間管理職をしている、安定した会社員である自分とは、縁のない生き方だと画面越しに楽しんでいた。 しかし、ある日突然その心は打ち砕かれた。 とあるタイトルの実況を見てるうちに、フルコンというゲーム実況者を見つけた。 操作がうまく、落ち着いたトークが心地よい。登録者15万人くらいの中堅クラスの配信者ところだろうか。 い
この日記の内容はみだしのとおりだ。京都での学生生活の4年間をキャバクラでの黒服の仕事に捧げた。 昨年末のこと。コロナのおかげでストレスが溜まる中、ふと京都が懐かしくなって一人旅に行った。学生時代と社会人約十年目では、さすがに景色に差があった。いろいろと感じるものがあったので、ちょっとしたためてみることにした。 広島の田舎から京都に出たばかりの、当時18才だった私は大学生活に憧れを抱いていた。第一志望ではなかったが、行きたいと思っていた大学だった。 4月はあっという間に過ぎた。入学式、オリエンテーション、サークル勧誘、学部学科での新入生歓迎会、初めての履修登録、初めての講義、初めてのゼミ活動。 楽しくもあったし、不安もあったけど、5月になって、まだあることをしていないのに気が付いた。 アルバイトである。大学生はアルバイトをするものだと思っていた。それ以前に読んだ漫画やアニメでは、大学生はみん
たぶん自分以外は全く気にしていないだろうふとした言葉が、どうしても頭から離れず残っていることはないだろうか。心に残る名言とかそういったものではなく、もう少し生産性のないもので、忘れてもまったく困らないようなことなのに、なぜか忘れられずに頭にこびりついていること。 暇になったので、私の人生の各地点におけるそういった言葉をいくつかピックアップして振り返ってみる。 高校時代:「利休かよ」私の出身高校はお寺に附属している私立高校で、地域のお寺の跡取り息子という生徒が各学年に何名かいるような、ちょっと変わった学校だった。そのため、選択科目の時間は「書道」「茶道」「修行」を入学時に選択することになる。 (この「修行」については実際のところ別の名称があるが、それを検索すると容易に学校名が特定できてしまうため伏せている) そのシステムを全く知らずに入学した私はこの3択の中で最も普通そう...と思い「書道」を選
※(注記)すみません長過ぎて削れちゃったので再編集版です。 プログラミングスクールは良くないって話が多いので、人それぞれだよねっていうのと、何もやらないよりは何かしらあるんじゃないかなっていうお話です。 フィクションのつもりで聞いてください。 私は地方で育ち、地元の女子中・女子高・駅弁大学を卒業し、地元のとあるテーマパークに就職しました。 比較的なんとなく生きてきたので、仕事って大変そうだからせめて面白そうな職場を選ぼう、くらいの気持ちでしたがすぐに辞めたくなりました。 toC接客、屋外での勤務、立ちっぱなし、友達と休みが合わない、覚える事が多い、職場が僻地、ダンサーチームの揉め事の仲裁、契約社員組みからの嫉妬、大学生組の惚れた腫れた、田舎特有の異様なゲストの図々しさ・馴れ馴れしさ、どれも好きじゃないやつでした。 まあゲストにイラつく事があっても、それはしょうがないと思ってます。仕事だから。 でも
昔、kittenwarというサイトがあってさ、直訳すると「子猫戦争」だけど、アクセスすると二枚の猫の写真が出てきて、「どっちがかわいいか?」って聞いてくるから、可愛いと思う方をクリックする。クリックされた猫が勝ちで、クリックされなかった猫が負け(クリックせずにリロードすると引き分け)そうやって勝敗が決するとまた別の2組の猫が出てくるから、またクリックして・・・・・・というのを繰り返すサイトなんだけど、ここに自分の猫の写真をアップしておくと、自分の猫もその無限に続く試合に組み込まれるから、他のユーザーがうちの猫に下した勝敗を見る事ができる。ようするにうちの猫が(他の猫と比べて)何回かわいいと言われたかっていうのがわかるっていう仕組み、そういうサイト。 ネット関係の会社に流れ着いた頃、2003年頃だったと思うけど、朝礼がある会社でさ、そこで新入りの俺もなんか話をしなきゃいけなくって、kitte
標題の通りである。その日は私の誕生日であった。お祝いを兼ねてご馳走してくれるというので、一緒に焼肉店に行った。昼間から酒を飲んだ。 私は私の実家という場所をどれだけ憎んでいるかについて彼女に熱弁した。自ら進んでそうしたわけではない。彼女は「親は大切にしろ。なぜなら親だから」という全く論理性のない言説を突きつけてくる時があり、その日もそれを突きつけられたので、反論やむなしという形であった。私は私の両親が金銭面では何不自由なく育ててくれたが、実家というブラックボックスの中で行われていた虐待に相当するであろう具体的事例を次々に並べた。 過去にもそんなことを何度か繰り返していた。私がいつもたどり着く極めて頑固な結論「両親には二度と会わない」を聞いて彼女が泣き出すこともあった。なぜ彼女が泣くのか私には理解ができなかった。 私の熱弁が一段落したかしないか、ふと、彼女の様子が変わったように思えた。今まで
母50代後半。ソ連支配をそろそろ替えねばと思っていたらしい。たまたま通りがかったアメリカ軍の秘密トレーニング施設に軍人さんが偶然いたので話しかけてみたとのこと。そのやりとりで「奇跡的に暗殺作戦のアポが取れた」ので翌日ソ連軍駐屯地で天命を革めることに。 得物は?「そこらへんで倒した兵士が持ってたからM1891/30かな。」比較検討なんてもちろんしない。 その日私は早く寝た。そして寝過ぎた。起きたら母が基地に既に行っていた。 「バックアップとかいるのか...?」不安がよぎる。 もちろんいなかった。衛星電話で聞くと「アメリカさんが銃とドッグタグだけ持ってきてくれればいいっていうから!」 バックアップも政権移行もなにもかにも「アメリカさんがやってくれる」というアメリカへの丸投げ、そして絶対的信頼。私はアメリカをそこまで絶対的に頼れないので羨ましいとすら思ってしまう。だってその国多分慈善事業じゃないしそ
免許合宿を経験して、俺には絶対無理だとわかった。教習所を3日目の朝にやめた。マニュアルじゃない。オートマだ。 普段と違う環境でやったことのない機械操作を、事前練習がテキストのみでやれとか無理ゲー。 いや出来るやつがいるから無理じゃないんだろうけどなんでみんな出来るの? しかもしくじったら人が死ぬ。あるいはケガする。乗ってるものも壊れる。交通の迷惑にもなる。キチガイ一人と遭遇するだけで学んだこと全部おじゃんになりかねない。むしろ俺がキチガイとなって他人を台無しにしかねない。あんなもんどうやって使いこなすんだ...... 坂道発進もサイドブレーキ(だっけ?)を引くときに持ち手のボタンを押すのか押し込むときにボタンを押すのかまったく覚えられなかった。引くときも押すときもボタンを押せばいいと思ったが、「スイッチは引くときだけ(押すときだけ)でいいよ」と封殺され、できなくなった。 サイドブレーキに限らず、他
はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」 初めてインターネットに接続したのはとにかく誰よりも早くコンシューマーゲームのチートがやりたかったからで、私が初めて閲覧したウェブサイトは、ゲームのチート情報サイトだった。 私の家にはなぜかバックアップ活用テクニックやゲームラボが山のように置いてあったから、私はそれを読んで、父親にねだってプロアクションリプレイというゲームをチートするための機材を買ってもらってチートしていた。 しかし月刊誌とゲームの発売日は噛み合わない。私は誰よりも早くチートしたかった。地方の田舎で、本屋もゲームショップもほとんどないような土地なのだから、私の周りにゲームをチートしている人間なんていなかった。そもそも誰もゲームすらやってない。ザリガニを爆破するのがなによりの娯楽だ。だから私はたったひとりの最速チーターだったのだけど、それでもまだ足りていなかった。 父親はゲ
従兄が35歳で年収手取りで一千万くらいなのに未婚だから伯母から既婚者として結婚したくなるように刺激してくれって頼まれて、まあ俺も久々に会いたいなーと思って様子見てきたんだけど 別に浪費するでもなく、仕事と趣味だけで過ごしてて、その趣味が木材を丸く削って球体にする事らしい 最初は拳サイズだったんだけど最近はボーリングの球くらいのを作ってて、ツヤツヤに仕上げてる 見せてもらったらそれが本当に綺麗な球体で転がすとフローリングを滑らかにコロコロ転がるんだわ これどうすんの?みたいな野暮な事は聞かないけど、2LDKの一部屋がそれを置いたスチール棚で壁面全部埋まってるのはびびった その後Switchのスマブラやりながらしゃべったんだけど付き合ってる人もいなくて仕事も順調だし満足しちゃってるって言うんだわ 従兄が一瞬だけイラついたような声になったのは、俺が「ニスとか塗ったらもっとツヤツヤすんじゃね?」っ
地に足がつかない、とはこのことかと思った。 2月の終わり、寒い日のことであった。大学受験の二次試験前期日程の試験を終えた私は、試験会場の大学からバスに乗り、金沢駅のバスロータリーに降り立っていた。バスから降りた時、アスファルトがぐにゃんと歪んだような気がして、最初上手く歩けなかった。地に足がつかない、とはこのことかと思った。 二次試験は、よく解けたという気もするし、ダメだったという気もした。要するに何も分からず、前者であったと自分に言い聞かせるしかなかった。金沢駅の東口をとぼとぼと歩く。前期試験が終わった。そのことへの安堵と、もうこれで受験勉強をしなくていいかもしれないという期待は確かにあって、背中に羽が生えたような気分だった。 しかし、まだ合否は出ていない。もう動かせない結果は、どちらに転ぶか分からないのである。まだ何者にもなれていない、宙ぶらりんの状態は何とも居心地が悪かった。 バスか
マクドナルドの二階、階段から一番近い席で、おれはポテトをパクつきながらスマホをいじっていた。 その奧、壁際の席ではおばさんが二人、向かい合って談笑している。 そこへ一人の少年がトレイを持って階段を上がってきた。 おれの席からはその姿が嫌でも目に入る。 階段を上り切るその瞬間、少年は最後の一段につまづいてバランスを崩し、飲み物をトレイから落としてしまった。 床に広がっていくコーラ、直立不動で固まる少年、少年を見つめるおれ。 少年と目が合い、数秒間見つめ合う。 「え、こぼした。飲み物めっちゃこぼれてる。え、助けた方がいいのか、何してんのトレイを一旦横の回収棚かテーブルにでも置けばいいんだ、助けるっていっても出来ることないよな、外国の子かな、ナプキン余ってるから拭いてやるか、こっち見てる、二枚じゃたいして吸えない、いやそこまですることないだろ、なに固まってるんだ、棚に置いて店員呼びにいけばいいの
7月25日の13時から行われた東京オリンピック 女子ロードレースで起こった奇跡について書いた前回の記事(https://anond.hatelabo.jp/20210727115101)が思いがけず多くの人に読んでいただけたようなので、その時に2位となったオランダ選手についても解説してみました。 そう、前にいたキーゼンホファー選手を見落として自分が1位だと思ったまま、2位でゴールしてしまった彼女の物語です。 (前の記事を読まれているのを前提で書いてます) 彼女はどんな人なのか名前はアネミーク・ファンフルーテン、1982年生まれの38歳です。 38歳という年齢は選手として決して若いとは言えませんが、現在でもスペインのプロチーム「モビスター」に所属し、エースを務めています。 「エース」というのはそのチームで1番の実力者であり、チーム全員が力を合わせて1位を取らせる人です。 他の選手は「アシスト
作 品 名 を ク リ ッ ク す る と 作 品 に 移 動 し ま す 。 1 【 文 部 科 学 大 臣 賞 】 宮 城 県 加 美 農 業 高 等 学 校 二 年 賀 か 井 い 暁 あ か 月 つ き 世 界 に ゆ さ ぶ り を か け る も の ( 体 験 書 籍 『 ラ ヴ ク ラ フ ト 全 集 』 H ・ P ・ ラ ヴ ク ラ フ ト 大 瀧 啓 裕 他 訳 東 京 創 元 社 ) 【 全 国 高 等 学 校 長 協 会 賞 】 千 葉 県 筑 波 大 学 附 属 山 や ま 㟢 ざ き 陽 は る 大 と 生 と 死 聴 覚 特 別 支 援 学 校 三 年 ( 体 験 書 籍 『 生 き 物 の 死 に ざ ま 』 稲 垣 栄 洋 草 思 社 ) 【 全 国 高 等 学 校 長 協 会 賞 】 兵 庫 県 立 神 戸 高 等 学 校 二 年 森 も り 谷 た
もうすぐで70になろうかという母が「日本橋まで山本山のほうじ茶を買いに行きたい」と言い出した。 欲しいのは、3年前に友達のHさんと日本橋に行った際にお勧めされて買った、店舗限定お徳用ほうじ茶で、通販はしていないらしい。 確かに数年前、母が「やっぱり専門店のほうじ茶は味が違う」とやたらと騒いでいたことを思い出す。 母はガラケー使いで方向音痴だ。コロナウイルスの蔓延する最中、余所様に道を尋ねるのも申し訳ないと言う。 仕方ないので、店舗限定お徳用ほうじ茶1パックの報酬で、人間Google Mapとしてお供することになった。 あっさり山本山に着いたが、母は「こんなに白い店じゃなかった」と宣う。「店のイロチとか知らんがな」と薄情なムスメが考えている間に、母は店員さんに「この店、昔からこんな色でしたか?」と、老人性の申し訳ない質問をしていた。どうやら、このお店は2018年の秋にできたらしい。そうなると
33歳=彼女いない歴 子供の頃からマクドナルドのポテトと雰囲気が好きで、大人になってからは好きな時に行けるぜと近所の店舗に通い続けた。最近はハンバーガーの種類も多く飽きまい。 マクドナルドの店員さんは基本的に愛想が良いが、特に笑顔が素敵なスタッフの方がいた。俺より少し下ぐらいの女性で、とにかく受け答えの感じが良かった。 最初はそれぐらいの感じだったんだが、ある日注文の時に「お決まりでしたらお伺いします」ではなく「今日は何のセットにしますか?」とちょっとラフな感じで聞かれた。 よく店員に認知されたら行きづらくなる派がいて、俺もどっちかというとそうなんだけどこれは完全に惚れてまうやろだった。 そこからさらに「セットはポテトで良いですよね?」だ。微笑む感じが素敵すぎて惚れた。 その日からはマクドナルドに行く頻度が増えた。髪とかセットする様になった。 清潔感のあるファッションをネットで調べて白いシ
高校の化学の先生が変な人で、ある冬の日にバカでかい鍋いっぱいに豚汁を作ってクラスの皆に振る舞ってくれた。 うまかった。味そのものがものすごく美味かったわけではないが、普通にイケる味だったし、でかい鍋からよそわれてくるビジュアルが良かった。 デカい鍋だった。私がいま使っている鍋はせいぜい3〜4リットルくらいの容積だと思う。それに対してあの鍋は余裕で8リットルとか入りそうな感じだった。倍だ、倍。いや、考えてみると横幅が倍くらいあった気がする。そうなると三乗だから、8倍だ。すごい量だ。 私もバカでかい鍋で豚汁を作って大量に食いたい。ここで問題が立ち上がってくる; ・ひとりでそんなに食えん ・振る舞う相手おらん なんとなく人生は根本的には自由だと思っていた。安月給でたいして貯金がないとはいえ、本気で行こうと思えばハワイくらいには私も行ける。日常的にはできなくても、がんばったら一度くらいは達成できる
コロナがどうこうだとか、芸能人がどうこうだとか、政治がどうこうだとか、 もうそういう話は聞き飽きたし自分から振る気も起きない。 かといって、プライベートでの不平不満をここで吐き出しても 一時は気が済むかもしれないがすぐにまた落ち込む。 だからとにかくなんでもいいからどうでもよくて楽しい話がしたい。 特に個人的なことに関わる話だ。世の中の動きなんてどうでもいいんだ。 ということで、俺が話したいのは、 じゃがビーのブラックペッパー味がめちゃくちゃ美味いって話だ。 いや、別にカルビーの回し者とかじゃない。ほんとに美味いんだって。 普通のじゃがビーじゃなくて、なんかくねくねしてるやつ。 調べてみたらこういう形のフライドポテトのことをクリンクルカットとかいうらしい。知らなかった。 これがな、最高なんだよ。 濃すぎず薄すぎない塩気、形によるものなのか通常のじゃがビーよりサクッとした感じ。 まあ言うこと
約30年間自分の無能さ、凡人さに対して、必死で目をそらす事で保ってきた自我と精神がとうとう崩壊した。 今現在どうしていいかわからない状態なので吐き出させてほしい。 俺と同じようなタイプの人がいるかわからないけど、もしいたら反面教師にしてくれれば幸いです。 俺には少し年の離れた兄がいた。 その兄は色々あって10歳ごろで不登校になり、俺は常にそんな兄を反面教師にして生きた。 両親からは賢いと言われて育ったが、ただ異常なまでに俺を褒める教育方針だっただけだ。 それは所謂普通の人生から外れてしまった兄への当て付けであり、兄の教育を失敗した反省であり、 自分の子育てが間違っていない、自分の子供は優秀なんだと信じたい感情からだったと思う。 でもその教育方針は俺自身がなんとなく、他とは違う特別な人間で、なんとなく特別な事を成し遂げ、 人より素晴らしい人生を送るのだと思い込ませるのに十分だった。 自分は勉
仕事も家族もいろいろと限界に近かった。 今日、家族が所用でいない。自分、一人だ。仕事から帰ってきて、適当に夕食作って、チューハイの蓋を開けようと思った時に、そうだ飯食ったらどっか行こうと思いついた。ストゼロをそのまま冷蔵庫に戻した。 飯食べたら、着替えだけもって自転車でスーパー銭湯へ向かった。家族が車使っているので、クロスバイクしかない。 数年前にできたスーパー銭湯。入り口前で案内を見ると、岩盤浴プランだとリクライニングコーナーでゆっくりできるらしい。クーポンだと1,500円ぐらいなので、ちょっと贅沢してみることにした。岩盤浴は初めてだ。 風呂に軽く入って、館内着に着替えて岩盤浴コーナーへ。おっさん一人で浮かないだろうかと心配したが、老若男女、そして家族から一人からカップルから友達までと色々な人がいて、おっさん一人でも問題なさそうだ。 とりあえず眠いので、リクライニングで一時間ほど仮眠する
リモートワークになってから、平日も子供たちをお風呂に入れることができるようになった。 お風呂に入る流れは決まっていて、息子と自分が先にお風呂に行きそれぞれ身体を洗ったら2人で湯船につかる→まだ赤ちゃんの娘を妻にお風呂までつれてきてもらい受け取る→娘の身体を洗って3人で湯船に浸かる、と言うのがいつもの流れだ。 今日も同じように娘を洗い終わり湯船に3人で使っていると、突然息子が「パパ、娘ちゃんうんちしてるっぽくない」と言い出した。 うんこちんこが大好きな年頃で、普段から口を開けばうんこちんこ言ってるので冗談だろと思いながら「はいはい、そいつは一大事だな」と返しながら下を見たらなんか黒い塊が沈んでた。 マシュマロぐらいの大きさのがポツンと湯船の底に転がってた。 とりあえず息子に「めっちゃうんこあるじゃん!もうここうんこの湯じゃん!」と返したら息子は大爆笑しながら湯船から足速に脱出してシャワーで身
学生時代、指が綺麗で好きと告白され付き合った女の子がいた。 就職後自然消滅したが、しばらくして同窓会で再開。 やっぱり指が綺麗だねと、酒臭い息で迫られ我慢できず一夜を過ごす。 向こうは結婚していたが旦那と仲が悪くかなり不安定で、あなたの指を切り落として旦那と入れ替えたいとめちゃくちゃなことを言っていた。 思い切り首をしめてと、行為の最中にお願いされることが増えたタイミングで、パタリと連絡が途絶えた。 このことを思い出さなくなった頃に、自宅に指を下さいと書かれた手紙が入っていた。 翌日、学生時代の友人から連絡があった。 たまに思い出したように花を供えると、あの関係は本当にあったのか疑いたくなる。 平凡な自分が体験した唯一危険な関係だった。
近畿郊外のベッドタウンの話だ。 その片隅の、さほど大きくない団地に育った。 団地とともにできた集会所の中に、小さな図書館の分室があった。 学校の教室一つぶんよりも小さいそこに、子供のころ足しげく通った。 児童書コーナーにあった本はおそらく全部読んだと思う。 漢字がわかるようになると、鉄道ファンの積みあがったバックナンバーをひたすらに読み漁った。 身長が伸びてくると、本棚の上の方にあったソノラマ文庫に手が届くようになった。 クラッシャージョウに世間から十年遅れくらいでドハマりした。 コバルト文庫やソノラマ文庫の並んだ中に、いつごろかロードス島戦記と風の大陸が入った。 ライトノベルを読み続ける一生は、この図書館に教えられた。 いつしか小さな図書館の蔵書では物足りなくなり、自分で本を買いそろえるようになると、徐々に足は遠のいていった。 やがて団地そのものから引っ越すことになり、最後に行ったのはも
ちょもすです。 まえがき この記事では社会通念上認められていない表現を一律「田口尚平」として表現します。 RTA in JAPAN www.twitch.tv トレンド1位! みなさん楽しめましたか?#RTAJapan #RTAinJapan2021 pic.twitter.com/QIyzRJOOJq— たぐちアナ@リングフィットRTA実況 (@shohei_taguchi) 2021年8月15日 えーやだー個人でトレンド入るのめっちゃ嬉しい〜〜!! pic.twitter.com/wbR03kMglj— たぐちアナ@リングフィットRTA実況 (@shohei_taguchi) 2021年8月15日 もうまったく許せない。見たけど終わっている。もはやただのアスリートでしかないえぬわたさん、解説のひととせはるさんの興奮が門外漢にも「すごいことが起きている」と的確に伝え、まったく意味不明の観
父が亡くなった。84歳だった。 ものが食べられなくなり、胃瘻や延命措置も断ったので、老衰といってもいいと思う。 慌ただしいながら滞りなく葬儀が過ぎ、四十九日の法要も終わり、私の手元には父の腕時計がある。 私が初任給で買ってプレゼントした国産の腕時計。値段は1万円ほど。 もう30年も前の話だ。 海が好きで、よく日に焼けた腕にいつもはめていた銀色の時計。 よくお酒を飲んでは、「これは○しろまる○しろまるにもらったやつで、水に濡らそうがびくともしない、電池も変えることもなくいつまでもちゃんと動いているいい時計だ」(単に防水でソーラーだっただけだが) と自慢げに満足そうに笑っていた。 形見としてもらった時はもう動いていなくて寂しかったのだが、陽にあててしばらくするとまた、動き出した。 なんだ。まだ動くんだ。 国産の質実剛健な性能に驚き称賛すると同時に、なんだか父が笑っている気がした。 「そらぁ○しろまる○しろまるからもらった時計
胡椒と唐辛子、どちらがアナルに塗り付けたとき痛いのかを検証した。比較のため同程度に挽いてある商品を使用した。 胡椒は刃物の痛み、唐辛子は灼ける痛み。質の差があるので一概には言えないが、何度も確認した結果、忍耐可能な時間で言うと唐辛... https://t.co/BRbMxUXFTV
うちの男どもはみんなキャンプバカで、私が小さい頃から、兄ちゃんもお父さんもおじいちゃんも、しょっちゅう仲間たちとキャンプ場に数日籠もっては、別人かってくらい日焼けして帰ってきていた。 お父さんの取引先?が持ってる山奥の豪華な別荘地に泊まる年とかもあって、 あとで写真とか動画を見せてもらうと、めっちゃ綺麗なコテージ。テントもピカピカしてて、楽しそうな雰囲気ではあるのだけど、 「じゃあメグも来るか?」と言われると、酒飲んで騒いだり、踊ったり、時には号泣するようなノリにはついていけないかな...と思ってしまう。 今は部屋で絵を描いてる方が楽しいし、私だって子供なりに友達付き合いとかあるし。 コロナになってすぐ、おじいちゃんがゲーセンで感染して入院してからも、残った二人はキャンプ活動を続けていた。 お母さんは心配そうにしてたんだけど、5月のある日、仕事から帰ってきたお父さんが嬉しそうに「今年はうちの庭
風呂上がりに踊りとも言えぬ妙な動きでケツをふりふり「フォーーーゥ!!!!!!!」とか絶叫しながら廊下を駆け回る。全裸で。 宿題の計画を立てさせたら最終日にほとんどのタスクを突っ込み(もちろん助言など聞かぬ)最終日にリアルに涙と鼻水でぐしゃぐしゃになりながら宿題をやる。 なんか歌いながら帰ったきたので何を歌っているのか耳を傾けてみると「おーーーれっのなっまえっはあほちーんちぃぃーーーーん!!!!」とか歌ってた。ジャイアンかよ。 バタバタ足踏みしながらゲームしているので「トイレ行ってきたら?」と声をかける。「もれるぅ!!!!!」と叫んでトイレへ。おしっこちょっぴりもれ太郎。 自作レゴのスーパーマスタードラゴンブースターマスターを滔々とプレゼン30分。「ブースターって何?」「しらない」 ビー玉を鼻に突っ込み病院へ。 ふと側にピッタリとくっついて来るので「何?」ときいて抱きしめ頭をぐりぐり撫でると
ゲロほどキモいこと書くんで読まなくて大丈夫なんですけど、「UQモバイル」のCM見るたびに、 「もし俺が生きてる世界線にUQ三姉妹がいたら誰と結ばれたいか」 っていう妄想めちゃくちゃしません? まず、俺はUQ三姉妹と幼なじみ、家族で仲良くてなんなら家が隣同士。小さいころからもはや「4姉弟」みたいな感じで接してるんですよ。俺の父親(堤真一)と三姉妹の父親が、高校の同級生で俺の母親(大塚寧々)と三姉妹の母親も同じパート先で仲良くて、ことあるごとに両家で集まっては、ワイワイやってるわけですよ。 俺は物心ついたときから長女(深田恭子)のキョウコ姉に憧れてるんですけど、キョウコ姉は俺のこと「かわいい弟」くらいにしか思ってなくて、それがめちゃくちゃ歯がゆい。いつかキョウコ姉の隣にふさわしいよう男になりてーけど今の俺には...って感じなんですよ。 しかも、最近キョウコ姉に婚約者(中村倫也)がいるって知った時は
きょう,人生初の塾というものにいった こないだまであれくらいの年齢だったな〜とJKをみて思ったら,溜まっていた鬱憤があふれちゃったので アピールのようにインターネットに書いてみている おもえば,このことは同級生にもいったことはないし だれにもいったことはなかったな。言ってもなんもならんし,可哀想ぶってるとかいわれたら死んじゃうし,悲しくなるから でもなんか,そうやって我慢してたらつらいから書いてみる。 義務教育にすら支障が出るほどのご家庭の事情があったため,もちろん中卒で 勉強が好きで高校はいかせてやりたいとおばあちゃんが言ってくれたので勉強を頑張り志望校に合格したのだが その矢先,唯一の肉親の母親が蒸発した。まじかと思った。 きっと,世の中には私よりひどいひとがいて,そういう人でも上手く立ち回ったんだろうなっておもうけど わたしはアホでビビりで,おかねがなくなって親みたいになりたくなかっ
一昨日、渡辺明名人が衝撃的な動画をYoutubeにアップした。 渡辺明名人の将棋講座【現代トップ棋士の研究とは】 https://www.youtube.com/watch?v=kO_NB9AaYEI 内容的には渡辺名人も語るとおりアマ高段向け、あるいは全て理解できるならプロになれるレベルでかなり難しい。ただ雰囲気を掴むだけなら、観る将でも楽しんでいる人は結構いるようである。個人的にはなるべく多くの人に観てほしい。渡辺名人の軽妙明快な語り口は、「よく分からないけど何かすごいものの一端に自分は今触れている!」というセンスオブワンダーを与えてくれるはずである。 動画では、先の名人戦第3局で現れた矢倉(戦法・囲い)で端歩(先後合わせて計4個ある一番端の歩)を突く一手について30分にもわたって語っている。断片的には渡辺名人自身感想戦および将棋世界2021年7月号の観戦記、朝日新聞の動画(https
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