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性器クラミジア感染症 2025年 10月
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≪報告基準≫
2006年4月1日改正

31 性器クラミジア感染症

(1)定義
Chlamydia trachomatis による性感染症である。
(2)臨床的特徴
男性では、尿道から感染して急性尿道炎を起こすが、症状は淋菌感染症よりも軽い。さら に、前立腺炎、精巣上体炎を起こすこともある。女性では、まず子宮頚管炎を起こし、その 後、感染が子宮内膜、卵管へと波及し、子宮内膜炎、卵管炎、骨盤内炎症性疾患、肝周囲炎 を起こす(しかし男女とも、症状が軽く自覚のないことも多い)。
また、子宮外妊娠、不妊、流早産の誘因ともなる。妊婦が感染している場合には、主とし て産道感染により、新生児に封入体結膜炎を生じさせることがある。また、1〜2か月の潜 伏期を経て、新生児、乳児の肺炎を引き起こすことがある。淋菌との混合感染も多く、淋菌 感染症の治癒後も尿道炎が続く場合には、クラミジア感染症が疑われる。
(3)届出基準
ア 患者(確定例)
指定届出機関の管理者は、当該指定届出機関の医師が、(2)の臨床的特徴を有する者を 診察した結果、症状や所見から性器クラミジア感染症が疑われ、かつ、(4)の表の左欄に 掲げる検査方法により、性器クラミジア感染症患者と診断した場合には、法第14条第2項 の規定による届出を月単位で、翌月の初日に届け出なければならない。
この場合において、検査材料は、同欄に掲げる検査方法の区分ごとに、それぞれ同表の右 欄に定めるもののいずれかを用いること。
スクリーニングによる病原体・抗原・遺伝子に関する検査陽性例は報告対象に含まれるが、 抗体陽性のみの場合は除外する。
イ 感染症死亡者の死体
指定届出機関の管理者は、当該指定届出機関の医師が、(2)の臨床的特徴を有する死体 を検案した結果、症状や所見から、性器クラミジア感染症が疑われ、かつ、(4)の表の左 欄に掲げる検査方法により、性器クラミジア感染症により死亡したと判断した場合には、法 第14条第2項の規定による届出を月単位で、翌月の初日に届け出なければならない。
この場合において、検査材料は、同欄に掲げる検査方法の区分ごとに、それぞれ同表の右 欄に定めるもののいずれかを用いること。
(4)届出のために必要な検査所見
検査方法検査材料
分離・同定による病原体の検出尿道、性器から採取した材料
蛍光抗体法又は酵素抗体法による病原体の抗原の検出
PCR法による病原体の遺伝子の検出
抗体の検出(ペア血清による抗体陽転又は抗体価の有意の上昇、又は単一血清で抗体価の高値)血清

島根県感染症情報センター
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(注記)警報・注意報の解説
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くろまる(麻しん)⇒全数
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基幹病院定点
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しろまる無菌性髄膜炎
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しろまるクラミジア肺炎
しろまる感染性胃腸炎(ロタ)
==== 月報 ====
STD定点
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しろまる尖圭コンジローマ
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しろまる薬剤耐性緑膿菌感染症
くろまる(薬剤耐性アシネトバクター感染症)⇒全数

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