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西武新監督に西口2軍監督 語り継がれる「悲劇」3度の幻ノーノー ライオンズ愛「オツ」に託す

[ 2024年9月23日 02:01 ]

05年5月の交流戦で、9回2死、巨人・清水に右越えソロ本塁打を浴び、無安打無得点試合を逃しガックリする西口
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西武が来季の新監督として、西口文也2軍監督(51)の内部昇格で一本化したことが22日、分かった。レギュラーシーズン終了後に正式決定する。西武は9試合を残して88敗を喫し、西鉄時代の1971年に記録した球団ワーストを更新。渡辺久信GM兼監督代行(59)は監督職の辞意を固めており、現役時代に通算182勝を挙げた元エースに再建が託される。

西口氏の現役時代のニックネームは「オツ」。細身の体形がケニア出身の陸上選手、ジョセフ・オツオリに似ているからだった。

エースとして一時代を築いただけでなく、「悲劇の投手」としても有名だ。3度にわたる幻のノーヒットノーラン。02年8月26日のロッテ戦は無安打で迎えた9回2死から小坂誠に中前打。05年5月13日の巨人戦でも9回2死から清水隆行にソロを浴びて快挙を逃した。05年8月27日の楽天戦では9回まで打者27人をパーフェクトに抑えながら、味方打線も無得点で延長戦に突入。延長10回に初安打を許し「まあ、(試合に)勝ったんでね。僕には縁がないということで」と話していた。

マウンドで感情をあらわにすることはめったになかったひょうひょうとした性格だが、西武への愛着は誰よりも深い。FA権を取得しても行使に興味すら示さず、21年間プレーした。

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