[フレーム]
玄海原発
玄海原子力発電所に関連したニュース、連載、特集記事をまとめています。

<原発と暮らすということ>(2)共存と恩恵 突然の請願、期待と不安交錯

九州電力玄海原発へ向かう玄海町の国道204号沿いに、飲食店が立ち並ぶ。5月中旬。その中にある居酒屋では、奥の宴席に原発の作業員が次々と入り、にぎわっていた。「いつか人が戻ってくると信じて店を続けてきた」。

<乾式貯蔵>外気で冷やし960体保管

乾式貯蔵施設はキャスクと呼ばれる金属製容器に使用済み核燃料を入れ、外気で冷やしながら保管する。冷却に電源を使わないため、東日本大震災の津波でも無事だった実績がある。

<リラッキングとは>燃料の間隔詰めて容量6割増

使用済み核燃料を貯蔵するプールには、燃料集合体を収めるステンレス製の容器(ラックセル)があり、その間隔を詰めて貯蔵数を増やすのがリラッキングと呼ばれる工事だ。

<原発と暮らすということ・7>(下)物言えぬ雰囲気有料鍵

国策と地方 止まらぬ回帰「負けでない」
23日朝、県内外から玄海原発周辺に集まった約150人が再稼働反対に声をからした。玄海町の元住職仲秋喜道さん(88)もマイクを握った。「住民の命を守り、生活を守るために反対する」。

<原発と暮らすということ・7>(上)再稼働と玄海町有料鍵

国策と地方 財政依存でなく「共存」へ
「再稼働の実績に伴って来年度以降、長い目で見ると町財政は潤う」 玄海原発3号機が再稼働した23日。直後に東松浦郡玄海町役場で会見した岸本英雄町長は安堵(あんど)の表情を浮かべた。

教訓は生かされているか(8)再生エネルギー 再稼働で普及阻害懸念

国策と地方 =迫る玄海原発再稼働=
「太陽光は大事なエネルギーだが気まぐれで、安定供給に苦慮している」。19日の県議会特別委員会。太陽光発電の出力抑制について問われた九電の山元春義取締役が、改めてその「不安定さ」を強調した。

教訓は生かされているか(7)地元同意権 範囲拡大議論、県内は低調有料鍵

国策と地方 =迫る玄海原発再稼働=
玄海原発(佐賀県東松浦郡玄海町)から30キロ圏内にある佐賀、長崎、福岡3県の自治体首長らと原子力規制委員会による2月の意見交換会は、長崎県の首長が存在感を示した。 「住民理解が得られてない」。

教訓は生かされているか(6)使用済み核燃料 先見えぬ再処理サイクル

国策と地方 =迫る玄海原発再稼働=
透き通った青い水の中、クレーンでつるされた燃料が慎重に原子炉に差し込まれた。2月19日、報道陣に公開された核燃料の装塡(そうてん)作業。

教訓は生かされているか(5)被ばく医療 体制、人材づくり道半ば

国策と地方 =迫る玄海原発再稼働=
「佐賀県も(玄海原発の)再稼働が予定されている。県民の関心も高まる中、われわれも真剣にこの問題に取り組み、検討したい」。3月9日、佐賀市のアバンセで開かれた県内の被ばく医療体制整備に向けた検討会。

教訓は生かされているか(4)避難道路 完成まで長い道のり

国策と地方 =迫る玄海原発再稼働=
3月上旬、東松浦郡玄海町役場から南東へ向かう道路を進むと、赤字で大きく「全面通行止」「まわり道」と書かれた看板が立っていた。

教訓は生かされているか(3)離島避難 荒天リスク、諦めも有料鍵

国策と地方 =迫る玄海原発再稼働=
防波堤を打つ波が跳ね上がり、しぶきが空高く舞っていた。昨年10月22日の衆院選開票日。唐津市肥前町の離島・向島の樋口洋二区長(63)は、投票場から見える海の荒れ具合に驚いた。「この波ではどうもされん」。

教訓は生かされているか(2)安全対策 終わりなき巨額投資

国策と地方 =迫る玄海原発再稼働=
再稼働へ向けた検査が進む玄海原発(東松浦郡玄海町)に2月23日、原子力規制委員会の山中伸介委員の姿があった。安全対策で整備するテロ対策施設の建設予定地の調査で、防犯上の理由でその様子は非公開だった。

教訓は生かされているか(1)脱安全神話 県の検証規制委頼み

国策と地方 =迫る玄海原発再稼働=
3月5日の佐賀県議会一般質問。共産議員が玄海原発(東松浦郡玄海町)の安全対策について説明する九州電力のリーフレットを取り上げた。

玄海原発再稼働へ(5)市民団体の声

国策と地方
しかく政治動かすほど広がらず 直談判しかなかった。山口祥義佐賀県知事が玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の再稼働同意を表明した24日の会見終了直後、会場そばの知事室前に反原発団体の約10人が詰め掛けた。

玄海原発再稼働へ(1)知事、ジレンマ抱え最終決断 説明40分苦悩にじませ有料鍵

国策と地方 反対も理解し「合理的選択」
自らの判断の説明には約40分もの時間を費やした。 九州電力玄海原発3、4号機の再稼働について、24日に同意を表明した山口祥義知事。

【詳報】原発再稼働の県議会質疑応答

しかく知事、住民投票は否定的 九州電力玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の再稼働に関し、佐賀県の山口祥義知事が意思表示を求めて招集した臨時県議会は12日、7議員が質疑した。主なやりとりは次の通り。

論点は(6)使用済み核燃料 貯蔵プール5年で満杯

国策と地方 考 玄海原発再稼働
しかく九電、「乾式」の技術検討中 / 国、最終処分場見通し立たず 九州電力玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の再稼働を考える上で、使用済み核燃料の処理問題は避けて通れない。

論点は(5)避難計画 30キロ圏「屋内退避」に疑問

国策と地方 考・玄海原発再稼働
しかく「すぐ逃げる」住民の本音 県内首長、受け入れに不安 原発で重大事故が発生した場合、住民の命を守るのが避難計画になる。

論点は(4)安全性 緊急対策棟稼働後に建設

国策と地方 考 玄海原発再稼働
しかく蒸気ベントも設置に猶予 識者「事故は待ってくれない」 九州電力玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)は1月、東京電力福島第1原発事故を踏まえて策定された国の新規制基準に合格した。

論点は(3)同意手続き 法的な規定なく混乱

国策と地方 =考 玄海原発再稼働= 知事「国家的議論を」 県民理解、どう推し量る
原発再稼働の「地元同意」を巡っては、法的な規定がない。事実上の同意が求められているのは、福島第1原発事故以前と同様、立地自治体に限られ、周辺自治体の不満は強く、大きな論点になっている。
イチオシ記事
動画
気象・交通・ライフライン情報リンク集 気象・警報・災害情報 ウェブ号外

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /