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<まちの話題>お汐取り 風水害からの加護祈る

天狗面を先頭に、千代田町の浜の水門に到着した姉川西分の一行

「お汐(しお)取り」は神埼市を流れる城原川と支流の中地江川近くの集落で、最近は基準日の9月12日に近い日曜に行われる。二百十日ごろの風水害からのご加護、五穀豊(ほう)穣(じょう)、地区内安全を祈る祭りで、天保の頃から実施されているという。

今も行われているのは大門(だいま)、大石、嘉納、犬童(いんどう)、用作(ようさく)、乙南里(おとなんり)、東野ケ里(とうのがり)、姉川4地区など。内容はほぼ同じで、姉川4地区などでは、前日に地区天満宮で行う神降ろしの神事に氏子が集い、若宮神社(千代田町)の神職が竹の先の御幣に神様を移す。

当日は、樫の枝と御幣を付けた猿田彦の神の赤と黒の天(てん)狗(ぐ)面を先祓(ばら)いに、約9キロ南の有明海の汐水が上がってくる千代田の浜の水門に行き、神様に汐水をかけて禊(みそぎ)をする。

その後地区に戻り、神職による神上げの神事を行う。

神事を終えた当日、地区公民館では直会(なおらい)の宴席が設けられる。(地域リポーター・江原邦興=神埼市)

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