有明海美しく、沿岸一斉清掃 「クリーンアップ作戦」ペットボトルなど回収
袋を手に有明海沿岸のごみを拾う中学生=佐賀市川副町の戸ケ里漁港
有明海沿岸4県が連携した清掃活動「有明海クリーンアップ作戦」が20日、佐賀県内で行われた。ノリの漁期を前に、県有明海漁協の組合員らが沿岸の一斉清掃に取り組み、4トントラック33台分のごみを集めた。
漁協の14支所から1483人が参加した。佐賀市川副町の戸ケ里漁港では、南川副支所の組合員約250人と川副中の2、3年生約90人が午前6時半から約1時間活動し、流木や瓶、ペットボトルなどを拾い集めた。
川副中は地域との交流やSDGs教育を目的に毎年参加している。2年の川原田陽乃(はるの)さんは「自分の住んでいる地域の産業に貢献できてうれしい」、池田怜雄(れお)さんは「地元の人たちや同級生と朝早くからごみ拾いをして気持ちが良かった」と話した。
清掃活動は、有明海を美しく豊かな状態で次世代につなごうと毎年実施している。(丸山美陽)
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