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玄海原発4号機の設備点検頻度の期限を4日超過 九電「運転上の制限」逸脱と判断

九州電力は19日、玄海原発4号機(玄海町)の大容量空冷式発電機などについて、保安規定に定める点検頻度を4日超過していたと発表した。同社は社内の保安規定に定める「運転上の制限」(LCO)を逸脱していたと判断、佐賀県や玄海町、唐津市、原子力規制庁に報告。原発の安全性に問題はなく、環境への放射能の影響はないという。

九電によると、点検頻度が守られていなかったのは非常用の大容量空冷式発電機や給油ポンプ、変圧器盤など4設備で、1カ月に1回の頻度で動作確認を実施。5月13日の点検後は、確認の期限が6月20日となっていたが、実際には24日に実施されていた。点検結果の確認作業で期限超過が判明、原因を調べている。

4号機を巡っては、3月に原子炉内の出力が不均一になったことを示す警報が鳴ったり、5月には冷却用の補助給水ポンプが起動しなかったりするなどして、今回も含めて「運転上の制限」の逸脱が半年で3回発生。九電の担当者は「至近に発生したLCO逸脱事象に関連性はないが、原因調査を行い、再発防止を図るとともに、今後も安全確保に努める」とコメントした。(樋口絢乃)

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