対策地域内廃棄物の処理計画について
対策地域内廃棄物処理計画とは
福島県の汚染廃棄物対策地域では、平成24年6月11日に放射性物質汚染対処特措法に基づく対策地域内廃棄物処理計画を策定(平成25年12月26日改定)し、これに基づき災害廃棄物等の処理を実施しています。
災害廃棄物等の推定量
汚染廃棄物対策地域内(帰還困難区域を含まない)における災害廃棄物、家の片付けごみ及び被災家屋等の解体により発生する廃棄物等(災害廃棄物等)の推定量は、処理の実績等を踏まえて精査を行った結果、11市町村合計で約80万2千トンになっています。
廃棄物等の処理目標
避難されている方々の円滑な帰還を積極的に推進する観点から、避難指示解除準備区域及び居住制限区域において、帰還の妨げとなる廃棄物の撤去と仮置場への搬入を優先として、搬入完了目標を市町村毎に設定しています。
帰還の妨げとなる廃棄物の仮置場への搬入状況
平成25年度末時点で、楢葉町、川内村、大熊町の3町村について、帰還の妨げとなる廃棄物の仮置場への搬入を一通り完了しました。その他の市町村についても、処理計画における搬入完了目標に向けて、対象となる帰還の妨げとなる廃棄物の早期撤去及び仮置場への搬入を実施しています。
帰還困難区域の災害廃棄物等
汚染廃棄物対策地域のうち帰還困難区域に分布している災害廃棄物等については、廃棄物処理に従事する作業員の方の安全確保等の点に鑑み、当該地域における今後の線量低減の見通しを見極めつつ、処理方針について検討することとしています。
帰還の妨げとなる廃棄物の撤去・仮置場への搬入完了目標※(注記)1
仮置場への搬入完了目標 | 備考(平成25年12月時点の仮置場の確保状況※(注記)2) | |
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南相馬市 |
平成25年度 (一部は平成26年度にずれ込む見込み) |
全9か所:約28.7ha
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浪江町 |
平成27年度 (家の片付けごみは、平成26年度内の搬入完了を目標) |
全3か所:約57.4ha
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双葉町 | 平成26年度 |
全1か所:約3.7ha
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大熊町 | 平成25年度 |
全1か所:約1.5ha
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富岡町 |
平成27年度 (粗大ごみを除く家の片付けごみは、平成26年度内の搬入完了を目標) |
全1か所:約60ha(除染仮置場と併用予定)
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楢葉町 | 平成25年度 |
全6か所:約13.6ha
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飯舘村 | 平成26年度 |
全1か所:約7.8ha
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川俣町 | 平成26年度 |
全1か所:約4.1ha
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葛尾村 | 平成26年度 |
全1か所:約10ha(除染仮置場と併用予定)
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田村市 | — |
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川内村 | 平成25年度 |
全1か所:約0.1ha
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- ※(注記)1:帰還する地域周辺の災害廃棄物の仮置場への搬入、帰還の準備に伴って生じる家の片付けごみの一通りの回収、特に緊急性の高い被災家屋の解体・仮置場への搬入を完了する目標を示す。
- ※(注記)2:仮置場の確保とは、設置場所の地元住民の理解が得られた状況を指す。