立地企業インタビュー

優秀で豊富な人材が、進出の成功へつながった

[画像:多摩川精機株式会社 八戸事業所 常務取締役・八戸事業所長 宮澤 一幸さん]

開発から生産まで、青森県を拠点に世界の先端ニーズに応える

当社は「位置・角度を計測する」センサやジャイロ(角速度センサ)などの開発・製造・販売までを一貫して行っている世界でも数少ない企業です。特に、ジャイロのラインナップにおいては世界トップクラス。当社の製品は、人工衛星、航空機、ハイブリッド自動車、ロボット、医療機器など幅広い分野に応用されています。
当社が青森県に進出したのは、1991年のこと。すでに操業していた当社OBが経営する協力工場からの進出要請に加え、県と市の熱心な誘致活動や支援体制があったからです。また、工業系の教育機関が充実していることから、大学との共同研究開発を進めるうえでも優位性を感じました。1999年に開設した八戸事業所には、当社の頭脳であるモータトロニックス研究所を併設し、研究開発から生産まで一貫したものづくりを行っています。


緑豊かな環境の中にある八戸事業所には、モーションコントロール研究所が併設されている。


工場オペレーターのほとんどが若い女性たち。八戸で設計された製品が生み出されていく。

青森県人の気質が生んだ、きわめて質の高い人材

2017年10月に操業開始した八戸第二工場は、「世界一のジャイロ工場」を目標に掲げたジャイロの専門工場です。自動車の自動走行、列車の自動姿勢制御装置、自動田植え機など幅広い産業分野に貢献しており、今後もさらに需要拡大が見込まれています。
また、三沢市にある三沢工場ではハイブリッド自動車のセンサを製造しています。八戸第一工場では省人化ロボット用のキーパーツとなるモータやセンサの製造を行っています。
現在、地元雇用率は9割以上です。当社の製品づくりはきわめて精緻な作業ですが、口数が少なくコツコツと最後までやりとげる不言実行型の"青森県人"の気質は、当社のものづくりに非常に適していると感じています。青森県の手厚い支援体制や地元の優秀な人材に支えられ、事業成長へとつながっています。今後も時代のニーズに合わせ、青森から世界のマーケットに向けて挑戦し続けたいと思っています。

美しい自然と恵まれた立地環境

この事業所がある八戸北インター工業団地も、美しい緑の並木道や公園、池などがあり、自然環境としては大変に恵まれています。また、八戸自動車道から車で3分というアクセスは、私たちの製品の物流体制の生命線でもあります。青森県のよさが、すべて立地環境にあらわれており、おかげさまで世界へ向けた青森県の技術が次々と生まれています。

掲載年月:H22.7


多摩川精機株式会社 八戸事業所
〒039-2245
青森県八戸市北インター工業団地1-3-47
【会社創立】1938年
【八戸事業所開設】1999年11月
【従業員数】約650名
【事業内容】角度センサ、モータ、医療用トラックボール、サーボドライバ、車輛用センサ、自動制御装置の開発・製造
【本社】長野県飯田市大休1879


ハイブリッドカーに搭載されている回転角度センサVR型レゾルバ「シングルシン」。


ジャイロは、創立当初から進化を重ねて受け継がれ、現在も多摩川精機を支える技術基盤。

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