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Home > 木材のPR > 木材のなんでも相談室 > Q 木製デッキの手入れ方法を教えて下さい。耐用年数はどの程度ですか?

Q 木製デッキの手入れ方法を教えて下さい。耐用年数はどの程度ですか?

A 長持ちさせる方法としては、最も腐りやすい束や根太など甲板の下の部分に防腐加圧処理材か耐朽性の高いヒノキ、ヒバ材を使い、これらの辺材ならびに甲板に油性防腐薬剤を定期的に塗ります。とくに入念に塗布するのは材の木口、干割れ部分、甲板が根太と接する部分です。耐用年数は樹種や手入れ方法によって異なりますが、手入れが良ければ10年以上長持ちするでしょう。

1) 木製デッキを庭に作る時、根太や束など甲板の下の部材も必らず防腐、防蟻剤で処理するか、日本農林規格(JAS)に定める保存処理材を使うことが大切です。甲板の場合は上面は雨にぬれても、雨が止めば短期間に乾燥するので、腐朽し難いのですが、辺材部分があればそこから腐朽がはじまります。また、干割れがあるとその内部から腐朽がはじまります。甲板の下面は雨でぬれることはありませんが、根太に接する部分は雨水がしみこんで、しかも乾燥が遅くなるので、最も腐朽し易い部分です。

2) 木製デッキの腐朽し易い部分をあげましたが、手入れをするのはそれらの部分に対して、定期的に油性の防腐・防蟻薬剤を塗布することです。塗布は刷毛を用いて刷りこむようにし、塗布量は1回に150〜200g/?u、1日後に再度塗布することが大切です。特に入念に塗布する部分は、材の木口部分、干割れ部分、辺材部分、甲板が根太と接する部分です。

3) これらの処理は設置する時には当然行うべきですが、1年経過後に、必ず新しい干割れが各部材に発生しますから、その部分に防腐剤を浸みこませることが必要です。その後は短くて3年間隔から、長くて5年間隔で防腐、防蟻剤を塗布するように手入れすれば、甲板はほとんど腐朽することはありません。それゆえ、木製デッキの耐用年数は根太や束などの土に接する部材の寿命によって決定されます。

4) 使用する樹種はヒバ、ヒノキが最も好ましく、ついでカラマツ、スギですが、ベイツガ、エゾマツ、トドマツ、スプルースなどの使用は防腐、防蟻剤を加圧処理して十分に薬剤を浸透させたものでなければ、避けた方がよいでしょう。木製デッキの耐用年数は使用した樹種と手入れ方法で異なりますが、手入れが良ければ最低10年間は大丈夫でしょう。何も手入れしなければ、ヒバ、ヒノキでも7〜8年、カラマツ、スギでは5年程度、その他の樹種では2〜3年しかもたないでしょう。

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