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メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業...民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市...グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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救急箱がない?

2025年08月17日 up

少し時間が空いた先日、自宅の救急箱(薬入れ)の片付けをしました。家にある常備薬(鎮痛剤や風邪薬など)を全部取り出して、使用期限をチェックして古いものは廃棄。外傷用の絆創膏や消毒液、ガーゼ類も確認。すると、いくつか買い足す必要があるものが出て来たので薬局に向かいました。

向かったのは、メキシコ国内全州に展開し、しかも2700以上の支店数を誇るFarmacia Guadaralaja(ファルマシア・グアダラハラ)。

いわゆるドラッグストアで、薬局業務のほか一般的な食料品に生活必需品、証明写真用の撮影現像ブース、店内の小さなオーブンで作る焼きたてのパン、併設のミニ診療所もあります。

ここで、自宅薬箱に足りないものをいくつか買い足しました。絆創膏、ガーゼ、常備薬二種、消毒剤など。


会計時に薬剤師さんから「こんなにたくさん買ってどうしたの?怪我人でもお家にいるの?」から話が始まり、家の薬箱の整理をしていて買い足しに来たのだと告げると驚かれました。

薬剤師さん曰く、メキシコの一般家庭では薬箱や救急箱を置く習慣があまりなく、病気や怪我をしたら都度、買いに走るのだとか。この薬局以外でも空いている時間はあちこち回って薬を売り歩いている薬剤師さん。感覚として、1割程度の家庭しか、薬箱や救急箱を常備していないのでは?ということです。


軽い怪我の応急処置ぐらいに対応できるセット(右)が450円ほど

軽い怪我の応急処置ぐらいに対応できるセット(右)が450円ほど

この理由にはもちろん、経済的なことが原因だったり応急処置や常備薬の基本的な知識がなかったりするのですが、それ以上に、特に郊外農村部などでは「伝承の民間治療」も強く残っているせいだとか。野山の薬草を自宅の庭で育て、頭痛や咽頭痛などにそれらを煎じて飲んだり、サソリに刺された時に解毒作用のある(らしい)植物があったり。

なかなか興味深い世界だな、と感心して薬局を出ました。




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