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ブラジル

ブラジル:サンパウロ

日下野 良武(くさかの よしたけ)

にじゅうまる職業;ジャーナリスト、ブラジル文化研究家
にじゅうまる居住都市;サンパウロ市(ブラジル国)

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駐機場に向かうルフトハンザ同型機(サンパウロ国際空港)

駐機場に向かうルフトハンザ同型機(サンパウロ国際空港)

筆者は所用で毎年、一時帰国する。近年はサンパウロからフランクフルトに着後、全日空に乗り換え、羽田着の便に乗る。しかし、今回、フランクフルトからサンパウロへの帰りのルフトハンザ・ジャンボ機が乱気流に巻き込まれ、そのほかにも一生に一度ほどの貴重な体験をした。


昨年12月12日午後10時、フランクフルト空港を飛び立ち1時間ほどたったろうか。夕食が配られ始めた頃、機体が大きく揺れ始めた。急きょベルト着用のサインが出て、客室乗務員も座席に着いた。
位置的には地中海上空辺りだったか。主翼が折れはしないかと皆、思うほどの機体がきしむ音と上下左右の揺れ。あちこちから悲鳴が飛ぶ。すぐ後ろの座席の日本人高齢男性も、激しい揺れに「わ〜っ」と声を上げた。


同時に、隣席の30代のブラジル人女性が筆者の右腕にしがみついてきた。びっくりした。エコノミークラスでは隣席との隙間が狭い。まあ、ブラジルでは男女間での抱擁は当たり前なので腕を組むぐらいいいか、と思っていたら、また激しく上下に揺れる。
女性が「Мeu Deus(神様)!」と涙ぐみ始めた。最悪の事態を想像し、恐怖のあまり泣いているのだ。しきりに目を拭いている。「心配ない。大丈夫」と、ポルトガル語で励ましたが、取り乱した様子は約?分続いた。


乱気流に突入の場合、しばらくして抜けると大体収まるものだ。一応、私は平静を装ってはいた。しかし、心臓の高鳴りは尋常ではない。最高血圧が150を優に超えていたのではないか。日本―ブラジル間84回往復の筆者も、こんな体験は初めてだ。


乗り物で電車、飛行機、船のどれが好きかと聞かれたら、真っ先に「船」と答えることにしている。でも、世界を短時間で移動するなら飛行機しかない。「今後、乗りたくない」と宣言したいが、乱気流での出来事に期待をかけてまた乗るか。


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