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ブラジル

ブラジル:サンパウロ

日下野 良武(くさかの よしたけ)

にじゅうまる職業;ジャーナリスト、ブラジル文化研究家
にじゅうまる居住都市;サンパウロ市(ブラジル国)

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交通道徳も「大ざっぱ」

2017年05月31日 up

交通道徳はどこへ?(サンパウロ市内で)

交通道徳はどこへ?(サンパウロ市内で)

ブラジルの昨年の交通事故死者数は中国、インド、ロシア、米国に次ぐ約3万7000人―。死亡事故多発の原因は不注意、信号無視、飲酒運転、不適切な追い越し、居眠り運転などが挙げられる。筆者はサンパウロ市在住35年になるが、ブラジル人は大ざっぱで物事にこだわらない人が多く、市内では運転者も歩行者も交通道徳を守らない。


まず、ドライバーのマナーが良くない。右左折時にウインカー(方向指示器)をつける人が少なく、車が直進するのか曲がるのか、分かっているのは運転する本人だけ。急な車線変更や割り込みなど枚挙にいとまがない。クラクションを鳴らして注意すると、違反者が窓を開けて「うるさい!」と反撃してくる。正当不当の問題よりまくし立てた方が勝ちなのだ。飲酒運転も多いと聞く。事故発生以外、道路での検問をほとんど聞かない。市内の制限速度は時速50キロ。監視カメラ設置が進み、高額罰金にスピード違反は減少した。


歩行者の行動にも問題がある。車道では、車が近くを通過しなければ、平気で柵を乗り越えて横切る。歩道があるのになぜか車の間を歩く。荷車を引く人もいる。歩道では黄信号になってから走り渡る若者、高齢者は歩くのが遅く、青信号中に渡り切れない。いつも最後に車とぶつかりそうになる。こんな交通事情だから、事故が起こるのは当たり前か。


先月、十勝を訪れた。「とかち帯広空港」から車で十勝川温泉へは、ほぼ平たんで真っすぐな道だった。ブラジルも、地域の街道は同様で一直線。違うのは、船に乗って縦揺れの船首で前方を眺めながら、大波の中を前進する感じだ。下り坂から一気に上り坂に差し掛かる真正面の風景は、車が天へも昇りそう。こんな舗装道路で運転するときは、くれぐれも居眠り運転に注意したい。
家を出たらドライバーも歩行者も交通法規を順守しましょう。



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