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スペイン

スペイン:バレンシア

大田 朋子(おおたともこ)

職業...ライター、エッセイスト、講演家

居住都市...ブエノスアイレス(アルゼンチン)
→ケント(イギリス)
→バレンシア(スペイン)

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来年の干支(えと)にちなんで「イギリスのイヌ事情」を紹介したい。

イギリスに住む多くの外国人が驚きとともに口にするのが、イギリスでの犬が得ている「市民権」だと思う。イギリスでは「犬は人間のコンパニオン(仲間)」という意識が強い。レストランやパブといった食事をする場所でもテラス席や庭では犬の同伴が認められているし、ウオーキングコースや公園などでも「リードをつけていれば犬連れも歓迎」といった案内がされている。イギリスが「犬の楽園」と呼ばれる理由も納得だ。


犬への音読で読書への自信をつけていく子どもたち

犬への音読で読書への自信をつけていく子どもたち

そんな犬大好きの国イギリスで、近年子どもたちの音読相手としての犬の役割が注目されている。筆者が住むケント州では、地域の小学校や公共図書館で音読が苦手な子どもたちの克服法として犬が活用され始めている。

週に1回、子ども2〜4人と訓練された犬、犬の引率者(多くが飼い主)が集まって小さな輪になり、子どもたちが犬に向かって声を出して本を読む...とそれだけのことなのだが、犬への音読の効果は計り知れないという。

というのも、本読みが苦手な子どもにとっては、教師や両親、友達の前だとどんなにリラックスしようとしても緊張してしまう。「間違いなく読まなきゃ」という意識が働いて力んでしまうのだ。

一方で本読みの上手下手をジャッジしない犬が相手だと安心でき、リラックスして音読ができる。犬へ読み聞かせを続けることで、子どもたちが読書を楽しむようになり結果として音読力が育つのだ。

それに犬へ読み聞かせは子どもたちの心の安定にも効果があると言われる。「ドックセラピー」の言葉があるように、犬との時間が子どもたちに安らぎと癒やしを与えている。

イギリスと犬との相思相愛関係はこれからも続きそうだ。





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