流行りのラーメン、ごく普通の住宅街にフードトラックで登場

大浦智子

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ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦智子(おおうらともこ)

職業...フリーランス
居住都市...ブラジル国サンパウロ市

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2016年10月06日 up

9月23日(金)にオープンしたフードトラックのラーメン屋『ラーメンK』

サンパウロ市内ではこの1、2年の間だけでも急速にラーメン店がオープンしています。

通常は店舗や日系人のイベント屋台でラーメンを販売するケースが多かったのが、2016年9月23日(金)、ごく普通のサンパウロの住宅街で新しくオープンしたフードトラックのラーメン屋『ラーメンK』に遭遇しました。営業していたのは若い日系人の人々です。

フードトラックのラーメン屋『ラーメンK』でラーメンを立ち食いする人々

ラーメン店と同じくらい、サンパウロではこの数年の間にフードトラックもあちらこちらで営業されるようになりました。フードトラックとラーメンの組み合わせはまさにサンパウロでは「今」な組み合わせです。

観光地や人の出入りが激しいオフィス街などではなく、ごく普通の住宅街に現れたというのは、試験的とも言えますが、ラーメンが「ブラジルでいける」と感触と手ごたえを感じている人々が確実にいると睨まれているのかもしれません。

フードトラックのラーメン屋『ラーメンK』のラーメン

『ラーメンK』のオープンメニューはしょうゆ味と味噌味の二種類。チャーシュー、のり、卵などのトッピンが乗って各20レアル(当日レートで622円)です。

夕食時間からオープンした『ラーメンK』の様子を見ていると、どちらかと言うとオープンから集まっていたのは、既にラーメンが身近な日系人のお客さんが圧倒的でした。それでも既に知名度が上がっているラーメンだけに、日系人ではないお客さんもいます。初日の客入りは上々といった雰囲気でした。

フードトラックのラーメン屋『ラーメンK』

現代の日本人移住者からすると、ブラジルでラーメンが店舗はもとより、フードトラックの屋台でまで住宅街で出合えるようになるなんて、夢のような現実です。

食べ慣れた日本の味とは少し違う事もありますが、日本から遠いブラジルで日本的な空気をもたらしてくれて、ホッとさせられる瞬間には違いありません。

これも日本人移民が100年以上前からブラジルに暮らし始め、その子孫が就労などを通してここ20年から30年の間に頻繁に日本とブラジルを行き来してきたことが大きなことは間違いありません。これからさらにブラジルのラーメン文化がどう進んでいるのかが見所です。

フードトラックのラーメン屋『ラーメンK』でラーメンを立ち食いする人々

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タグ:サンパウロ,ブラジル,ラーメン,フードトラック