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ブラジル

ブラジル:サンパウロ

日下野 良武(くさかの よしたけ)

にじゅうまる職業;ジャーナリスト、ブラジル文化研究家
にじゅうまる居住都市;サンパウロ市(ブラジル国)

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日本移民称賛に感動

2016年08月17日 up

トラックに乗って農場へ向かう日本移民(写真提供・ブラジル日本文化福祉協会)

トラックに乗って農場へ向かう日本移民(写真提供・ブラジル日本文化福祉協会)

ブラジルにはポルトガルをはじめイタリア、スペイン、アラブ諸国からの移民が多い。日本人・日系ブラジル人の総数は推計160万人と言われ、全人口2億人のうち1%にも満たない。そんな少数移民が国際的なスポーツ大会で称賛された。


コーヒー園をバックに一家の記念写真(写真提供・ブラジル日本文化福祉協会)

コーヒー園をバックに一家の記念写真(写真提供・ブラジル日本文化福祉協会)

8月5日、感動で胸が震えたリオオリンピック開会式だった。ショーではブラジルの歴史を光と影で幻想的に紹介した。先住民とポルトガル人の出会いに始まり、奴隷解放の次に日本移民のブラジル社会への貢献を称えたのだ。異例の扱いと言っていい。その模様はマスコミを通じて全世界へ広がった。


キャベツの収穫をする日本移民(写真提供・ブラジル日本文化福祉協会)

キャベツの収穫をする日本移民(写真提供・ブラジル日本文化福祉協会)

この日、筆者の誕生日と重なり、一家揃って夜、サンパウロ市内のホテル内バーでグラスを傾けていた。そこには大型スクリーンが設置されて開会式の全景が映る。8時過ぎだったか、赤い旗を掲げた一団が小走りで登場した。身にまとっている服の色は白。赤と白、日本の国旗を意識しているのが分かる。心憎い演出だ。
予想もしなかったショーの展開に、在住日本人・日系人の中には先輩移民の苦労に思いを巡らして涙した人もいただろう。後日、「感動した」、「この国で認められている証左だ」、「ジーンと来たね」などの声を日系人の集まりで聞いた。


半世紀ほど前まで日本移民は「ジャポネス・ガランチード」と言われた。これは?保証付きの日本人?の意味だが、「融通が利かない」、「固すぎる」など多少、揶揄含みの言葉だった。しかし、現在は正直で勤勉、辛抱強くて教育熱心と国民から信用を得ている。この事実が日本にあまり知らされないのは残念だ。


多くの問題点を抱えながらも「何とか開会」にこぎつけた。これから終盤へ向かう。「何とか閉会」を願っている。次は東京だ。リオオリンピックを機に、日本移民の努力と苦闘をもう一度、思い起こしたい。


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