最高税率扱いの美容業界がIVA減率要求デモ@スペイン・バレンシア
2014年03月31日 up
バレンシアで行われたIVA減率要求デモ(クレジット:ElMundo)
3月24日、スペインのバレンシアの理美容組合が、「付加価値税を21%から10%に!」との要求を掲げた抗議デモを行いました。理美容組合による付加価値税のカットを要求するデモは、今年で2回目。
<参照:IVA(付加価値税)4、10、21%と3種類の税率が適用@スペイン>
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=2014345824
スペインでは購入する商品によって付加価値税の税率が異なり、税率は3分類されています。最高税率が18%から21%に引き上げられた2012年9月、映画や劇、コンサートなど文化関係のチケットと同じく、美容室の費用に掛かる税率は、軽減税率(それまでは8%だった。現在10%。)から最高税率扱いになりました。
軽減税率の税率8%から最高税率の21%と、一気に13%もの税率引き上げが断行された影響を受け、2013年にはバレンシアの美容室・散髪屋の400店が閉店に追い込まれ、2500人が仕事を失いました。IVAの減率が行われない限り、この現象は今後も続くと予想されています。
また、一般市民の76%が、「IVAの増加以来、美容院へ通う頻度が減った」と答えているように、過去2年間で理美容業界の売り上げは30〜40%減少しています。
IVA減率の要求が通らない場合は、来月4月26日にも次のデモが予定されているようです。
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1 - Comments
かなやより:
2014 年 03 月 31 日 13:10:13
確かに、現地の理美容業界には死活問題ですよね。日本もあす1日から消費税の税率アップですが、今のところは特に目立ったデモもなく、静かに移行しそうです。
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