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ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業...フリーランス
居住都市...ブラジル国サンパウロ市

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サンパウロ州モジダスクルーゼス市の日系コロニアのジンギスカン

サンパウロ州モジダスクルーゼス市の日系コロニアのジンギスカン

ブラジル・サンパウロ市郊外の農村で、羊を懐かしく見つめる一人の北海道生まれの男性がいます。1988年にブラジルに移民した大浦格(いたる)さん(55歳)。札幌で生まれ、帯広畜産大学で学生時代を過ごした大浦さんの郷愁の味と言えば、なんといってもラーメンとジンギスカンです。


サンパウロ州モジダスクルーゼス市のイタペチ地区にある羊牧場の風景

サンパウロ州モジダスクルーゼス市のイタペチ地区にある羊牧場の風景

現在、大浦さんが暮らすモジ・ダス・クルーゼス市内の日系コロニア(日本人農家が集住する場所)があるイタペチ地区には、羊が飼われている農場があります。ブラジルではもじゃもじゃの毛のない羊も一般的ですが、羊には違いありません。

イタペチで暮らすようになって身近に羊がいることを知った大浦さんは、どうにかしてブラジルではなじみのないジンギスカンを再現できないかと思うようになりました。

そこで、羊農場のオーナーに直接交渉して、個人的に子羊の肉を購入させてもらったのが13年ほど前のこと。早速、特別に肉屋さんで薄切りしてもらい、日本から持ってきたジンギスカン鍋と自家製タレを使って自宅で試食を行いました。懐かしい味に思わず感動!


イタペチ地区の日本人会の親睦会でジンギスカンを食べる人々

イタペチ地区の日本人会の親睦会でジンギスカンを食べる人々

「この郷愁のグルメを家だけのものにはしておけない」と大浦さんは思いました。約65家族が暮らすイタペチの日本人会では、すき焼き祭りや柿祭りなど、様々なイベントを開催して近郊のお客さんが集まっています。ジンギスカンもイタペチの名物にならないかと考えるようになりました。

初めてイタペチの人々が集まってジンギスカンを食べたのが、第1回イタペチバドミントン大会の後。残念ながら、すき焼きに比べて食後のボリューム感が少なく、羊を食べ慣れていない人も多いため、ブラジル向けのイベントには向かないという事になりましたが、今も毎年、日本人会の親睦会にはジンギスカンが食べられています。

大浦さんは家族でも思い立った時にはジンギスカンを庭先で食べています。友人、知人が集まった時のおもてなし料理も、日系3世の奥様が手作りしたタレで食べるジンギスカン。まだ日本に行ったことのない中学生と高校生の息子さんたちもジンギスカンが大好きです。


ブラジルでも友人知人とジンギスカンを囲む大浦さん一家(写真:Miyuki Kaba)

ブラジルでも友人知人とジンギスカンを囲む大浦さん一家(写真:Miyuki Kaba)



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