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ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業...フリーランス
居住都市...ブラジル国サンパウロ市

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サンパウロ市内にあるラーメン店『YOO NOO』

サンパウロ市内にあるラーメン店『YOO NOO』

近年、サンパウロ市の東洋人街にあるラーメン店や、日本から来てブラジルで暮らす人がよく通うレストランでは、日本風のおいしいラーメンが食べられます。

日清のインスタントラーメンの商品以外では、日本とは縁のないブラジルの人々へのラーメンの認知度や普及度は決して高くない現状の中、明らかに日本人ではなく、ブラジルの人々を意識して営業されていると思われるラーメン店がサンパウロ市内に出現しています。

サンパウロ市内の地下鉄コンセイソン駅近くにある『YOO NOO』というレストランでです。


サンパウロ市内にあるラーメン店『YOO NOO』の注文カウンター

サンパウロ市内にあるラーメン店『YOO NOO』の注文カウンター

3年ほど前に『YOO NOO』を始めたオーナーは、日系の方と中国系の方でしたが、最近訪ねると、アジア系ではないブラジル人のオーナーが店を引き継いでいました。

店のメインメニューは確かにラーメンですが、一風変わっています。

店に入ると、まず最初にレジカウンターで2種類の麺から選びます。普通の麺と、コンニャク製の麺です。麺の量は多くすることもできます。

次に、スープと3種類のトッピングを選びます。スープは、塩、味噌、醤油のほか、夏場の冷やし中華風のタレやひき肉入りの醤油ダレがあります。

スープの中では、ひき肉入りのタレがブラジル人には一番人気ということです。味はオリエンタル風ですが、発想は、ブラジルでもよく食べられているミートソーススパゲッティーの感覚に近いです。

最後にラーメンの上に乗せるトッピングを3種類選びます。トッピングカウンターを見ながら選ぶことができます。料金を加算すればトッピングは何種類でも追加できます。

お会計を済ませ、テーブル席で待っていると、やがてラーメンが運ばれてきます。

なんとなくサンドイッチを注文するような感覚です。


生麺を使ったラーメンとコンニャク麺(右)を使ったラーメンの見本

生麺を使ったラーメンとコンニャク麺(右)を使ったラーメンの見本

『YOO NOO』にはブラジル人のお客さんが来店しています。レストランの周辺には比較的日系人も多く暮らしており、ラーメンに親近感を持つ日系人のお客さんもやはり多いということです。

このようなタイプのラーメン店は、サンパウロ市内でも『YOO NOO』以外にまだ見たことがない、とオーナーも言っており希少な店です。ラーメンだけではイメージがつかまれにくいということで、既によく知られているギョウザやブラジル風ヤキソバもサイドメニューになっています。

今後、ブラジルでラーメンがどのような地位を獲得していくのかが注目されます。


ラーメンを注文するまでの手順を記したメニュー

ラーメンを注文するまでの手順を記したメニュー


ラーメンの上に乗せる具が並ぶトッピングカウンター

ラーメンの上に乗せる具が並ぶトッピングカウンター


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7 - Comments

石田より:

2013 年 09 月 19 日 17:43:27

やっぱりラーメンはちぢれ麺でないと、というのが私のポリシーですが、ブラジルのはストレートな麺ですね。

日系人の多いブラジルでは、とっくにブラジルの人々にもラーメンが入り込んでいると思っていました。
味?熱々だから?
なぜでしょう?

大浦より:

2013 年 09 月 19 日 18:13:38

〉石田さま
コンニャク麺の方は縮れています!!
日清のインスタント麺なら既にラーメンやヤキソバと名のつくものもありますが、本格的ラーメンはまだまだ普及率は低いです。やはり熱い汁に麺がつかっているというのが今一受けないのかもしれないですね。カッププードルや日清のインスタントラーメンも汁気の少ないミートソース味とかチーズ味が出ているくらいなので、何か発想を変えないと日本風ラーメンでは合わなさそうです。麺と言えばまずはパスタ。よく考えると日本は食文化に関しては保守性が低い気がします。どこから来た麺類でも自国風に取り入れてしまっていますよね!!

石田より:

2013 年 09 月 20 日 18:04:28

おおー、ちぢれ麺ですか!
それならいいかも。^^

最近はつけ麺がふえてきていますから、それならいいかもですね。

>よく考えると日本は食文化に関しては保守性が低い気がします。
それは柔軟性が高いというか、キャパシティが高いというか。

Setsuより:

2013 年 09 月 21 日 09:39:17

ラーメンのような、ベトナムフォーのような。
ブラジルの方、熱いものはどうですか?
メキシコで、スープからとったラーメンを友達に出すと、日本人が汗かきかき食べ終わる頃にやっと「冷めた〜」と食べ始めます。麺のコシなんてまるで無視。でも好評ですけどね。

oouraより:

2013 年 09 月 21 日 18:42:23

Setsuさん
ブラジルも麺はスパゲッティーでもコシ無しが一般の人々の好みです。熱いのはどうかなあ、コーヒーは基本熱いものしか飲まないけれど、確かに、スープとか普通の料理を食べる時、かんかんに熱いものは食べてない気がします。なるほど、言われてみるとスープがダメなのではなく、液体が熱い料理が苦手というのはありそうですね。

いとうより:

2013 年 09 月 23 日 11:44:56

いとうです。
なるほど、熱いスープが苦手だとしたら、ぬるくてもおいしいラーメン
を開発すれば、中南米で大ヒットするかもしれないですね。

やってみようかな?

oouraより:

2013 年 09 月 23 日 17:53:48

いとうさま
ぬるいスープと伸びた腰のない麺。日本では信じがたい新触感ラーメン、かなり勇気がいりますがぜひお試しを!!
ふと思いましたが、子供のような味覚ですね。甘いものは徹底的に甘い味が好まれる感じでもあり。

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