湯せん鍋で作る早業コンデンスミルクプリン
2013年11月10日 up
プリン専用の湯せん鍋にプリン型を入れるところ
ブラジルのプリンと言えば、プディン・デ・レイチ(牛乳プリン)と言われるコンデンスミルクを使ったプリンです。材料は以下の通りです。
【材料(直径21センチ、高さ9センチのドーナツ型の型)】
・卵 4個(Lサイズなら3個)
・コンデンスミルク 約400グラム(ブラジルでは一箱)
・牛乳 約400グラム(コンデンスミルクと同じ容量)
・コーンスターチ 小さじ山盛り一杯(無くてもいいが、あると型崩れしにくい)
・砂糖(カラメル用) コップ一杯
・水(カラメル用) 50ml
コンデンスミルクプリンの材料。大きな白い箱は砂糖(カラメル用)、小さなパックはコンデンスミルク、大きなパックは牛乳、卵、コーンスターチ(緑のふた)。砂糖以外をミキサーにかける
ブラジルではプリンをオーブンで焼いてもいいのですが、プリン専用の湯せん鍋があります。
湯せんの事はポルトガル語でバーニョ・マリア(直訳はマリアの湯船)と言われ、ブラジルの一般家庭にはほとんど湯船がないのに、プリン用の湯せん鍋は一家に一つは必需品といった様相です。
プリン専用の鍋があるくらいなので、ブラジル女性のプリンを作る手順も合理的で、早業で完成します。作り方は以下の通りです。
1、
プリン専用の湯せん鍋とセットの、ドーナツ型をしたプリン型に砂糖を入れる。直接火にかけて、スプーンでかき混ぜながらカラメルソースを作る。砂糖が溶けてきつね色になったら、水か熱湯を入れて完成。出来たプリンをはがれやすくするために、型全体にカラメルソースをスプーンでかけておく(4枚目の写真参照)。
2、
卵、牛乳、コンデンスミルク、コーンスターチをミキサーにかけて30秒ほど混ぜる。混ざったら、カラメルソースの入ったプリン型に注ぎ入れる。
3、
2を水の入った湯せん鍋に戻し、ふたをして火にかける(一枚目の写真)。湯が沸騰したら弱火から中火で約15分。火を止めたら10分間蒸らす。
4、
粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし、食べる時にはお皿にひっくり返して切り分ける。
プリン型を直接火にかけてカラメルソースを作っているところ
コンデンスミルクを使った手間いらずのプリンは甘くてクリーミーです。日本のプリンと味わいは異なりますが、おいしいです。
プリン専用鍋なら、ご飯を炊くような感覚であっという間に完成してしまう楽しいレシピです。
カラメルを全体に伸ばしたプリン型に混ぜた材料を注ぎ入れるところ
完成した湯せん式コンデンスミルクプリン
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4 - Comments
いとうより:
2013 年 11 月 11 日 13:13:30
いとうです。
見た目は、普通のプリント同じに見えますが、材料をみると少し甘そうです
ね。コンデンスミルクの味、すごく好きなので気に入ると思いますが、
子供が特に気に入りそうです。
この、プリン制作専用鍋があるくらいだから、もしかしたら世界一のプリン
消費国ではないですか?
oouraより:
2013 年 11 月 11 日 16:44:39
〉いとうさま
ですねぇ。考えたことはありませんでしたが、世界一のプリン消費国の可能性、あります。しかも、写真では分かりにくいですが、結構大きいということも考慮すれば。
甘いけれど、コンデンスミルク好きであれば、特に子供なんかは絶対に食いつく味です。湯せん鍋ではなくても、基本はプリンなので、同じレシピで焼いても蒸してもできます。とにかく手っ取り早いです。ブラジルではお菓子を作る時に、ミキサーで材料を混ぜてしまうレシピが結構開発されています。しかも、コンデンスミルクを使うお菓子が目立ちます。よく分かりませんが、以前いろんな国に旅行されている方が、コンデンスミルクをブラジルからわざわざ買って帰る人もいました。日本は結構コンデンスミルクが高いけれど、ブラジルはそれほど高いという印象はなく、いろんなメーカーの商品があって、安いという印象を持たれたようです。
Setsuより:
2013 年 11 月 13 日 04:08:30
おいしそ〜〜〜〜!!!
メキシコもプリン消費なら負けてませんよ!
ゼリーも消費国トップクラスに入る事でしょう!
この湯煎用おなべ、かわいい。。。
oouraより:
2013 年 11 月 13 日 17:30:46
〉Setsuさま
ほんっと、メキシコとブラジルはそっくりですね。何が違うかなー??プリン鍋もありますか?
そう、次のモザイクゼリーの話も、日本語のサイトで調べてみたら、メキシコの話が出ました。ただ、ちょっと色がブラジルの方がさらに濃い気もしたりして。メキシコの現地レシピも知りたいです。
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