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スペイン

スペイン:バレンシア

大田 朋子(おおたともこ)

職業...ライター、エッセイスト、講演家

居住都市...ブエノスアイレス(アルゼンチン)
→ケント(イギリス)
→バレンシア(スペイン)

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あなたも親と同じ名前?

2012年09月25日 up

息子が通うクラスでも同じ名前の子供が何人も!スペイン人では先生と母親、その子どもがみんな同じ名前だなんていうのもよくあります。

息子が通うクラスでも同じ名前の子供が何人も!スペイン人では先生と母親、その子どもがみんな同じ名前だなんていうのもよくあります。

外国では、出会う人の出身地によっては、海外の人の名前はすごく覚えにくいことがあります。聞いたとたんに、「その音の響きはまず覚えられない」と思うときは、私の場合はその場で名前のスペルを紙に書いてもらって、名前に何かのイメージを関連づけて記憶にとどめるようにしています。

一方で、特に欧米の名前は「あんたもアントニオ/マリアかい!」とつっこみたくなるくらい同じような名前が多く、携帯電話のアドレスを登録する際も、同じ名前が多いために、名前を登録するだけだと誰かわからず、苗字までしっかり書いたり、キーワードを追加しないと区別がつかないほど。

メールを書く際にも、「ホセ」とタイプすると何人もの候補が上がってきます。アントニオ、ミゲル、ヘスス、ラファエル、ルシア、ラウラ、クリスティーナ、アナなども同様。

欧米の名前で同名の人が多い理由は、「聖書の中の聖人の名前からとるから」です。

赤ちゃんの名づけでいうと、音や字画、名前の意味を考
えて漢字を選ぶなどの日本の名づけに比べると、欧米での赤ちゃんの名づけは、聖書のカレンダーに従うならば名前の数が決まっているので、随分楽といえるかもしれません。

スペインでの子どもの名づけでは、赤ちゃんが生まれた日によって、それぞれの聖人が決まっているので、その聖人の名前を付けるか、
または、祖父や父親(祖母や母親)の名前を継承することが多いようです。

子どもに、祖父や祖母、父親や母親と同じ名前を付けるということは、例えば、家の中でおじいちゃんもお父さんも息子も名前が「アベル」なんてことが普通にあるんです。

「アベル」と呼んだら家のなかでは一体誰が振り向くのでしょう?

多くの場合、同じ名前を呼んでも会話のニュアンスでわかるので、混乱するのではというのが杞憂のようです。

それに、スペイン語は名詞の最後を"ito・ita"に変えると、小さいものや動物などへの愛着を表しますが、それにならって、男の子には「ito」、女の子には「ita」をつけ、例えば、父親は「アベル (Abel)」、息子は「アベリート (Abelito )」といった呼び方をして、(周りは)区別します。

日本人の感覚からすると、スペインをはじめとする欧米の赤ちゃんの名づけの仕方は、名前の選択肢が少なくて多少さみしい気もしてしまいますが、いかがでしょうか?






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