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ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業...フリーランス
居住都市...ブラジル国サンパウロ市

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道路脇の陥没を屋根瓦で応急処置した様子(3枚目の写真は同じ場所)

道路脇の陥没を屋根瓦で応急処置した様子(3枚目の写真は同じ場所)


排水管が破裂して水が噴き出した様子

排水管が破裂して水が噴き出した様子

サンパウロ市内の主要な幹線道路とされる大通りは、比較的よく整備されています。ところが、大通りから一歩小道に入ると、道路事情は変わってきます。

まず、道路、歩道とも、デコボコやヒビ、段差や陥没などが必ず目につきます。

中でも一番危ないのは陥没です。サンパウロの道路の陥没は、大雨の結果起こるのが目立ちます。大雨の後、地下の排水管が破損して舗装された道路に亀裂が入り、そこから噴水や湧水のように汚水があふれかえるという光景はあまり珍しくなく、陥没の要因となります。

雨に関連したもう一つの陥没の要因は、アスファルトやコンクリート、石畳で舗装されているはずの道路の亀裂から雨水が地下に流れ続け、表面的にはちゃんと道があるようなのですが、舗装された道の下では土砂がどこかに流れてしまって、舗装の下に空洞ができ、その上を車や動物、時には人が歩いて、その重さで陥没してしまうということです。一見あるはずの普通の道路を歩く時も、落とし穴のような危険に合わないように注意しなければなりません。

もちろん、陥没前には道路の表面に兆候が現れます。軽く道路にくぼみができ始めていたり、アスファルトがはがれて穴が開き始めていたりします。


雨水で舗装の下に空洞ができた事による道の陥没

雨水で舗装の下に空洞ができた事による道の陥没

サンパウロでは、舗装された道路の陥没があまりにも違和感なく日常風景に溶け込んでいます。陥没の苦情を行政に知らせると、数日後には業者が修繕に訪れますが、ずいぶんとのんびりとした対処に感じられます。

あえて比較するなら、日本のよく整備された道路や歩道が思い出され、サンパウロのような道路状況が発覚すれば、ずさんな工事として大問題に祭り上げらるだろうと想像します。

ブラジルは多民族国家でモザイク文化と称されることがありますが、道路模様まで、その場しのぎ的工事を繰り返した末、なんだか継ぎはぎだらけになっていく、という表現が当てはまる道が多くなっています。


1枚目の写真の陥没前の様子と同じ道路脇

1枚目の写真の陥没前の様子と同じ道路脇


排水管やガス管の工事、道路陥没の修繕で継ぎはぎ模様のサンパウロの道路。アスファルトを敷きなおす工事はよく行われている。

排水管やガス管の工事、道路陥没の修繕で継ぎはぎ模様のサンパウロの道路。アスファルトを敷きなおす工事はよく行われている。


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