スペインの小学校
2012年10月05日 up
スペインでは約3ヶ月間もある長い夏休みが終わり、先月から小学校が始まりました。
私の住んでる地域のアンダルシア州カディス県では、9月10日から公立の小学校が始まりました。日本だと4月から学校が始まりますが、スペインは9月です。私の娘は事情があり、夏休み前に通っていた小学校とは違う学校に行く事になりました。そのため、夏休み中に改めてまた入学手続きをしました。
スペインでは公立の学校でもクラスに定員というものがあります。もし、学区内の学校でも学年に空きがなければ入学することができません。
そのため、娘も家の近所の小学校を何軒か希望欄に記入したのですが、結局全て受け入れ不可能でした。それでも、政府のほうでアレンジしてくれて、家からは徒歩30分かかる小学校に入学することができました。
このように、希望の学校に入れる保証がスペインではないそうです。学区内、兄弟がその学校にいる、母子家庭などそういう条件のポイントが加算され、希望の学校へ入れる可能性が高くなるそうです。兄弟でも小学校がバラバラの家庭も珍しくありません。現に、家の近所のお家も1年生の娘さんは近所の小学校ですが、5年生のお兄ちゃんは私の娘と同じ離れた小学校です。
私の娘はまだ2年生なので私が学校まで送迎していますが、その5年生のお兄ちゃんは一人でバスで通学しています。スペインでは低学年のお子さんは、保護者が送迎することが基本です。そのため、朝とお迎えの時間は学校周辺が保護者の車でとても混雑するので、毎日地元の警察の方々が交通整理をしています。学校の前では、時間になり門が開くのを待つ保護者であふれかえっています。
我が家の町では日本に比べ、人口の割に小学校がたくさんあるので、その分保護者も分散されています。
小学校はどこも午前9時に始まり、午後2時に終わります。ランチは各自で持っていきます。学校によってはカフェテリアがあり、希望者はお金を払って給食のような物をカフェテリアで食べられます。日本と違い、スペインではジュースやお菓子を持っていくことも許されています。なので、休み時間もお菓子やジュースを飲食しながら遊んだりするそうです。
また土日は完全に休みです。普段も毎日5時間とは短いですが、それでも3ヶ月間もあった長い夏休みに比べれば、親としては少し楽になるのが本音です。
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