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ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業...フリーランス
居住都市...ブラジル国サンパウロ市

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親の木であるヤシの木に巻きつくマッタ・パウ

親の木であるヤシの木に巻きつくマッタ・パウ

日本の23倍の面積を有するといわれるブラジルには、アマゾンやパンタナールなど世界的に有名なエコツーリズムのメッカだけでなく、普段生活している身近な場所でも驚くような植物の生態に遭遇することがあります。

サンパウロ市近郊の田舎の家の庭先で、ある一本のヤシの木に、ヤシの木と同じくらいの太さの幹のようなツルのようなものが巻きついていました。
この風景だけでもすごいなあと思うのですが、このような状態に至るまでの過程の方がもっとすごいなあというような話を見聞きました。


親の木から栄養を吸収し、地上に向かって伸びるマッタ・パウ

親の木から栄養を吸収し、地上に向かって伸びるマッタ・パウ

この巻きつく植物は、通称「マッタ・パウ(木を殺す)」と呼ばれているそうです。その名の通り、軸になっている木をしめ殺してしまうほど、大きく成長することがあるそうです。
マッタ・パウはフィゲイラ(イチジクの木の仲間)の一種ということです。最初は種が鳥のフンなどに混じってヤシの木などにくっつき、くっついた木から栄養を吸い取って芽を出し、ヒョロヒョロと細長く成長していくそうです。はじめは木の上の方から地面に向かって成長するそうです。
それがやがて地面に到達すると、土に根を張り始め、急速に成長のスピードを上げ、今度は上に向かって伸びていきます。そして最初に栄養をもらった親の木に巻きつきながら大きくなっていくということです。

サンパウロ市から車で40分以上も走れば、大都市の風景とは一線を画する、まだ緑の多く残る自然の風景があちらこちらに見られます。そのような田舎の家の庭先や、サンパウロ市の町中でも、通りすがりに面白い植物が自生している光景に出会うことがあります。





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